まさかの“お弁当役”にびっくり!塚本監督&ダンディ坂野さんが語る、懐かしいお弁当の味とは?【映画「今日も嫌がらせ弁当」特集Vol.3】

まさかの“お弁当役”にびっくり!塚本監督&ダンディ坂野さんが語る、懐かしいお弁当の味とは?【映画「今日も嫌がらせ弁当」特集Vol.3】

発行部数シリーズ累計20万部を突破したエッセイ『今日も嫌がらせ弁当』(三才ブックス刊)を映画化。八丈島に住むシングルマザー・持丸かおりと、反抗期の娘・双葉のお弁当をめぐる母娘バトルを描く、実話に基づく感動ストーリー。連載の最後を飾るのは、監督・脚本を務めた塚本連平さんと、お弁当のモデルになっているダンディ坂野さん。作品への思いや“思い出のお弁当”について語っていただきました。

坂野さん、お弁当役にビックリ!

――今作を「映画化しよう」と思われたきっかけは何ですか?

塚本連平監督(以下、塚本監督):書籍化されていた『今日も嫌がらせ弁当』を読んだとき、2ページくらい読んだだけで声を出して笑ってしまったんです。“キャラクター弁当”といわれる、あんなに凝ったお弁当を嫌がらせで作るっていう発想が面白いと思いました。ふつう「嫌がらせ弁当」と聞くと、“食べられないものを出す”とか“開けたらおかずがなかった”とか、そういうことをイメージするじゃないですか。そうじゃない意外性が面白くて、これをぜひ映画にしたいと思いました。

――ダンディさんは、お弁当のモチーフとして登場されていますが、撮影はいかがでしたか?

ダンディ坂野さん(以下、ダンディ坂野):最初は「お弁当の声をお願いします」というお話だったんですけど、スタジオに着いたら声だけじゃなくて動画撮影もあって、がっつりネタもやりました(笑)。お弁当役にはほかにも、同じ事務所のスギちゃんや小島よしお君も出ているのですが、それぞれ特徴があって面白いです。出番はスギちゃんのほうが多いかな。でも、僕は予告編に登場しているし、それにお弁当の色味が僕のがいちばんよかったと思います(笑)。

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親の味を思い出して…

――物語の中にはお弁当のほかにも、持丸家族の思い出の味として「オムライス」が出てきますが、お二人にとっての思い出の味はなんですか?

ダンディ坂野:うちの姉が「お父さんが作るチャーハンは世界一だ」と言っていて、そういえば亡くなった父がよく「紅生姜チャーハン」を作っていたのを思い出しました。紅生姜を上に添えるのではなく、中にがっつり入れるタイプ。結構パンチが効いていて、子どもには少し酸っぱかった印象もあるんですけどね。

塚本監督:僕は母の作った「天丼」かな。自営業だったのでお惣菜を買ってくることが多くて、手作りの料理が食卓に並ぶことはあまりなかったんですけど、兄が結婚して兄家族と同居するようになってから少し余裕できたのか、天丼を作るようになって、それが好きでしたね。

――ご自身でも料理はされますか?

塚本監督:僕は一時期クックパッドを見て、アクアパッツァとかタジンとか凝った料理を作っていました。今は全くやらなくて妻に任せっきりですね。たま〜に朝ごはんを作っています。といっても、目玉焼きを焼くだけですけど(笑)。ご飯に目玉焼きを乗っけて醤油をかけて、そこに韓国のりかけて完成。子どももそれがいいって言うんですよ。卵かけご飯って最強ですよね。

ダンディ坂野:それこそ僕、オムライスを作ったことがあります。ケチャップライスを作って、薄焼きたまごを巻いて…。でも、きれいに巻くのが難しいんですよね。うちの子どもが「オムライスおにぎり」が大好きで、うちの奥さんが必ずそれはお弁当に入れていますね。

塚本監督:お弁当や親の作った料理の話ってそれぞれの家族の思い出が詰まっているし、なんだか妙に感動してしまいますね。

それこそ今回、この作品を作りながら自分の母親のことをすごく考えました。もう少し僕も子どものころ、母親と会話すればよかったなぁって。今からでも間に合うので、少し話しをしてみたいと思います。

この映画を観たら、きっと母も喜ぶんじゃないかな。実は、この映画には僕の母や家族の名前がいっぱい入ってるんです。篠原さん演じるかおりは原作のままですけど、佐藤隆太さんが演じる信介はうちの兄の名前ですし。実は姉の名前も…。佐藤寛太君の役名だけは家族とは関係なく、僕の好きな山下達郎さんのお名前をもじってつけました(笑)。

C9786185a0614ba35d1b26935ef857bf ©2019「今日も嫌がらせ弁当」製作委員会

――毎日頑張ってお弁当を作っているお母さん、お父さんたちに映画のみどころやメッセージをお願いします。

塚本監督:たくさんの方にこの映画を観ていただきたいんですけど、中でも子どもにお弁当を作っているお母さん、お父さんに観ていただきたいと思って作りました。子どもがいるとなかなか自分の観たい映画を観に行けないじゃないですか。子どもをおいていけないし…。でも、この映画はお子さんとも一緒に観ていただけるし、小さいお子さんはまだ意味はわからないかもしれないけど、最後まで飽きずに観られると思います。そして親子で観終わった後に感想を言い合ったり。そんなふうに観ていただけたらうれしいなと思います。

ダンディ坂野:親子の話なので子を持つ親は泣けると思います。あと、僕が観たときに思ったのは「八丈島の景色がすごくきれい」ということでした。そういうところも注目して観てもらえるといいなと思います。そして我々、小島よしお、スギちゃん、日本エレキテル連合などお弁当キャラの活躍もぜひお楽しみに。僕は最後のほうに出てきます!

(TEXT:河野友美子)

映画『今日も嫌がらせ弁当』6月28日(金)全国公開

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Amebaブログ【デイリー総合ランキング】1位の栄冠を手にした「kaori(ttkk)の嫌がらせのためだけのお弁当ブログ」(2015年2月12日時点)。日本中をオリジナリティ溢れるキャラ弁で笑わせ、何があっても変わらない母の愛で泣かせた累計20万部突破エッセイの待望の映画化! シングルマザーのかおりは、自然と人情が豊かな八丈島で、次女の双葉と暮らしている。可愛い娘が高校生となり反抗期に突入、話しかけても返事すらしない。かおりは娘の嫌がる“キャラクター弁当”を作り続けて逆襲するが、やがてそのお弁当は、母から娘への大切なメッセージへと変わっていく。娘もまた「ウザい」とぼやきながらも、何かを受け取るように一口も残さず食べ続ける。


映画『今日も嫌がらせ弁当』公式サイトはこちら


塚本連平(つかもと・れんぺい)

1963年、岐阜県生まれ。監督を務めた主な映画は、『着信アリ2』(05)、『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』(08)、『かずら』(10)、『レオン』(18)など。TVドラマも「ドラゴン桜」(05/TBS)、「時効警察」(06/EX)、「定年女子」(17/NHK BSプレミアム)、「重要参考人探偵」(17/EX)など、多数の作品を手掛けている。篠原涼子とは、TVドラマ「アットホーム・ダッド」(04/KTV・CX)、「マザー&ラヴァー」(04/KTV・CX)以来、3度目のタッグとなる。

ダンディ坂野(だんでぃ・さかの)

1996 年ダンディ坂野として活動開始。ハリウッド仕込みの(?)、粋なジョークと「ゲッツ!!」のフレーズを巧みに使い、2003 年に大ブレイクする。鮮やかなタキシードと個性的なキャラクターで親しまれている。2012 年CM 起用社数ランキングでは男性タレント部門で6 位にランクイン。

クックパッド編集部

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