4月。新年度を迎えて心も新たに、貯まる生活を送ろう、とおもっている人も多いのではないでしょうか?そこで、節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「WEB上お金の賢い貯め方・使い方レッスン」3回目、始まります!
あなたは家計簿つけたり、予算管理をしていますか?もし、家計簿をつけていたり、予算管理をしていて、予算通りにやりくりできているのであれば、お金をしっかりと見ている証拠です。 しかし、家計簿も予算管理もしておらず、気付くとお金がない…とよく考える人にはぜひ一度やっていただきたいのが「お金反省会」です。
お金は正直です。使えば当然あなたのお財布から出て行きます。しかし、なぜ出て行ったのか、その理由がわからない時があります。でも理由はとてもシンプルで、人は忘れる生き物だから忘れてしまうのです。例えば、おとといの昼食を思い出してください。どれくらいの人が答えられるでしょうか。ほとんどの人がすぐには思い出せなかったのではないかと思います。思い出せたとしたら、とても記憶力に優れているか、ちょうどその日の昼食は○○でとてもおいしいランチを食べたなどという印象的な記憶があったからなのではないかと思います。このように人は忘れてしまう生き物だからこそ、記録を付けることが大切なのです。
レシートをすぐに捨ててはいませんか?「レシートをもらうと、お財布がごちゃごちゃになって…」もしくは「とりあえずもらっても、しばらくしたら捨てている」それならぜひ、そのレシートをお金を貯めるために役立ててください。そして1日5分で良いので、レシートの中身をチェックしましょう。今日一日でいくらお金を遣ったかをチェックします。チェックするのは、家計簿を付けているなら家計簿、付けていないなら大学ノートでもOKです。
気付くとお金が消えてなくなっているのは、お金に気を配っていないからとも言い換えることができます。ですから1日5分で良いので、お金の反省会を開きましょう。方法は簡単!今日使ったお金を書き出すだけです。その日のうちであればレシートがなくても、ある程度は思い出せるはずです。そして、今日のお金の遣い方はどうだったか、ちゃんとよく考えてお金を遣えたか。このお金は自分にとって良いお金の遣い方だったのか、それとも改善した方が良いのかなど、頭で考えるだけではなく一言コメントを残しておくとよいでしょう。
今日の反省が終わったら、明日以降のお金の遣い方についても考えておきましょう。お金を遣うペースが速いと感じたら、お金のペース配分を考え直さなくてはいけません。何気なく毎日買っている習慣的な出費を見直してみましょう。例えば毎日コーヒーを買って飲んでいるなら、水筒を持参した方が良さそう。来週からはランチをやめて、お弁当にして節約したいからこの週末は常備菜をいくつか作っておこう。などいろいろと考えることができます。お金を遣い過ぎてただ後悔するのではなく、その後はどうやって遣い過ぎた分を調整するのかを考えた方がお金ストレスも軽減されるのではないでしょうか。 遣い過ぎたお金は早いうちに調整をするのが、遣い過ぎないコツといえるでしょう。
お金に羽根は生えていません。お金に関心を持たないその心や行動があなたのお財布からお金が消えていってしまう理由なのです。まずは1日5分、お風呂の後や寝る前など時間を決めて習慣にしてみてはいかがでしょうか。
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>