「ごちそうさん」勝手に完食リポート③♪　「おにぎり」

嫌いだった「納豆料理」を悠太郎に見事食べさせ、「ごちそうさんでした」と言葉をもらっため以子。「食べさせたい」思いはさらに加速し、悠太郎の毎日のおべんとうづくりを買って出ます。「め以子の料理ノォト」なるものも作り、覚えたことや、気づいたこと、失敗したことなどを書き留める熱心さ。食いしん坊の食にかける情熱はすごいですね！　一方、毎日違うおにぎりの具は悠太郎のお昼の楽しみに。この２人、なんだかとってもいい感じなのです。ところがある日、悠太郎の幼なじみがあらわれて、め以子の心に暗雲が。さらにめ以子にも「縁談」がきて。。。

悠太郎の幼なじみ亜貴子は、美人だし、頭もいいし、頑張りやだし、おまけに性格もいい！　正直、こんなライバルがあらわれたら、しっぽ巻いて逃げたくなります。いっそ、嫌なヤツならよかったのにね。落ち込むめ以子はおにぎりづくりに身が入らず、梅干し入りを作りますが、実はこれ、２回目の具。これを食べた悠太郎は「め以子に何かあったのでは？」と衝撃をうけます。「こころをコメて」のタイトルは、おにぎりがむすぶ２人の絆にあるようです。

おにぎりの具、といえば、「鮭」に「たらこ」に「梅干し」あたりが定番ですが、め以子のおにぎりはすごい！　ある日の具は「豚肉とごぼうをみそで煮たもの」。「毎日違う具にする！」とこだわるめ以子は、友人や女学校の先生に意見を求めたりして、工夫しているのです。「走り出したら止まらない」熱心さで、ご飯の炊き方もみるみる上達。おにぎりがおいしくなるように、と、炊きたてアツアツのご飯も我慢してにぎります。悠太郎の幼なじみ亜貴子が、め以子の手の皮の厚さに気がつき「それ、やけどしてんねんで」と悠太郎に告げるシーンがあります。最初は熱くてうまくにぎれなかっため以子ですが、おいしいものを食べさせたい一心で毎日作り続けるのです。

おにぎりは手のぬくもりが一番伝わる料理。ご飯を炊いて、具を工夫して、アツアツをにぎる。これ以上こころのこもった料理は、確かにないのかもしれません。

クックパッドの中にも、工夫いっぱいのおにぎりの具がたくさん投稿されていました。毎日の夫おべんとうや、彼とのピクニックデートのランチに、ぜひ参考にしてみてくださいね♪

↓夫のリクエストから生まれた絶品おにぎり
夫のリクエストにこたえようと、何度も失敗をくり返しながらたどり着いた味。おにぎりの具のほか、おつまみにもいいそうですよ♪

４週目は、ドラマにつられて、やたらとおにぎりが食べたくなりました。私の胃袋も、すっかりめ以子につかまれている様子（笑）。「ごちそうさん」第５週のタイトルは「フォンとうの気持ち」。「フォン」とは何？　どんな料理がドラマを彩るのか。楽しみです♪（TEXT:田久晶子）