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コラム

アメリカでも「おにぎり」ブームの予感?現地で人気の具材はコレだ!

ワッキーウッキー

シカゴ在住。ライター、3児の母。

【ワッキーウッキーのアメリカトレンドレポ】アメリカ在住歴24年のクックパッドアンバサダー・ワッキーウッキーさんがシカゴより最新トレンドをレポート!アメリカで流行っている食材や、日本でもお馴染みのアノ商品の意外な一面などを現地からお届けします。今回は、今世界各地で注目を集めている「おにぎり」についてご紹介します。

世界中でおにぎりブームの予感!
シカゴでも「Onigiri」の認知度は右肩上がり

近年、フランスでは「おにぎり」がブームになっています。日本ではパリ風の具材でアレンジした「パリおにぎり」が逆輸入されトレンドになりそうだとか。でも、日本人のソウルフードともいえるおにぎりは、今やパリだけにとどまらず、世界各地で注目の日本食として人気や知名度が上昇中!

それを証拠に私が住むアメリカはシカゴでも、最近は日系スーパーではもちろん、韓国系スーパーや、流行に敏感な地元の人たちが多く住むエリアでもおにぎりを見かけることが増えています。日本食レストランのメニューで見つける事が出来るのは当たり前ですが、ここ数年、日本人がオーナーではない日本食レストランや、アジアンフュージョンのおしゃれなお店や人気店でおにぎりを見る機会も増え、そのままのネーミングで「Onigiri」と呼ばれ定着しつつあるようです。

初めてのおにぎりに挑戦!シカゴで「おにぎりクラス」を開催

私が住む街、シカゴ郊外のarlington Heightsには日系スーパーのMitsuwa (旧ヤオハン)があります。店内には日本で有名なすた丼屋、山頭火などの飲食店や紀伊国屋書店などもあり、日本好きのローカルの人たちの聖地となっています。そんな街にある図書館はささまざまなアワードを受賞するほど施設が充実しており、多種多様なクラスやイベントが開催されていることでも有名です。その図書館で、日本が誇るおにぎりのクラスを開催することになりました。

2022年に出来た図書館の別館Makerplaceにあるキッチンは広く何でも揃っています

参加者はアメリカ人はもちろん、ロシア、ポーランド、日本など国際色豊かな人たちが勢ぞろい!年齢も20代から60代と、老若男女問わず大集合。そんな皆さんに、おにぎりについていろいろ聞いてみました。

Q.おにぎりに対してどんなイメージを持っていますか?気になることはありますか?
A.「ごはんの塊で丸い物ってイメージ!」「三角形の形がカワイイ!どうやって三角形に握るのか不思議すぎる」「黒い海苔を食べたことがないから、どんな味なのか気になる!」「おにぎりの中には何が入っているの?」「おにぎりの中に具材をどうやって入れるの?」など、おにぎりを当たり前のように作って食べている我々日本人には「そこが気になるんだ?」とびっくりするような質問も多かったです。

Q.おにぎりを食べたことがありますか?
A.「アジアンフュージョンのレストランで一度食べたことがある!でもアメリカナイズされていたものかも」「日本食レストランで友達が食べてたよ!」「私は一度も食べたことがないの。おにぎりの存在も知らなかったな」など、食べたことがない人が多く、ましてや作ったことがあるという人はほとんどいませんでした。

驚きや発見がいっぱい!多国籍メンバーでのおにぎり作り

今回のおにぎりクラスへの参加者は15人弱、さまざまな国の皆さんが参加してくれて、おにぎりへの興味、認知度の高さがうかがえました。

各テーブルに今回の具材の4種類や海苔、調味料などや作る時に必要なお水なども用意しセッティング完了です。

調味料も日本ブランドを用意しました。

クラスでは、「おにぎりとはどんなもの?」から始まり、おにぎりの作り方やさまざまな形などの説明を書いたレシピを配布。具材を中に入れてご飯で包み海苔を巻く、具材を外に乗せて海苔で包む、お米と具材を握らなくても包んで食べられるおにぎらずなどを実演しながらの説明となりました。

実際に参加者がやってみるターンになると、見るのと自分で作るのとではまったく違い、「これ難しい〜!」との声や笑い声などがあふれ、レッスンが楽しく和やかに進みました。

ご飯を混ぜて容器に入れる段階から初めて!と言う方が続出でした

初めての具材を目の前にどうやって具材を包むのか、ご飯を握るのかワクワクの皆さん

ご飯を乗せて真ん中に窪みをつけ、具材を乗せ、さらにご飯を乗せて形を整えるのはなかなか難しく、最初はみんな難航していましたが、徐々にサクサク作れるようになってきました。

日本人には当たり前のことでも外国人の皆さんには初めての経験だからこそ、私も驚いたことがいっぱい!たとえば、 ご飯を素手で触れないので、グローブをして握っている人や、三角どころか丸の形にも握れない人、海苔が破れたり千切れたりしてご飯に巻き付けるのが難しい人などが。「おにぎりを知らない人たちには、こんなに難しいものなのか〜」と私も新たな発見がありました。

参加者には日本の方もいましたが、同じテーブルの外国人の皆さんと和気あいあいです

具材で人気だったのはどれ?

今回準備した具材は、おにぎりの王道ともいわれる酸っぱくて大きな種無し梅干し鮭フレーク。そしてアメリカで流行るかも?流行らせたい?と思っている変わり種の餃子とスライスチーズ唐揚げレタスマヨネーズの4種類です。

変わり種のおにぎりはこちらのレシピを元に、少しアレンジしたものを作りました。

梅干しは、「食べたことが無いので怖い~!」「これ、酸っぱいの?初めて食べるけど、酸味が強くて無理!」「慣れてきたらご飯と合うかも・・・おいしい!」など、皆さん戦々恐々でしたが、意外にハマる人も。

鮭フレークは「塩気がご飯に合う!これはおいしい〜!」「魚はちょっと苦手だけど、ご飯と一緒になら食べられそうでいいね!」など、日本より魚食が少ないアメリカならではの感想も。

そして変わり種の外国人が好みそうな餃子とスライスチーズは、「おいしい~!これ好き!」「白米と餃子にチーズのミルキーな味がマッチしてて最高!」などとても好評でした。

参加者から一番人気となった具は、唐揚げレタスマヨネーズ。「唐揚げだけでもおいしいのに、サラダみたいにレタスがはいっているなんて、これだけで立派なディナーになる!」と大好評。やはり唐揚げは万国共通で人気のメニューですね。

その他にも、ご飯に混ぜるだけのふりかけやかつお節なども用意しており、みなさんいろいろと使っていました。かつお節は、外国人の多くの皆さんが必ずするといっても過言でない質問、「これはどうしてユラユラと動いているの?」がこの日も聞かれました。

おにぎりはアメリカで流行るのか?
参加してくれたみなさんに聞いてみた!

今回図書館で開催した、日本の伝統食&ソウルフォードのおにぎりクラス。参加者募集時のクラスのネーミングは『Onigiri two ways』でした。これは基本のおにぎりに、これから流行るであろう新しいスタイルのおにぎりの二種類を意味して付けられました。

果たして、日本のおにぎりはアメリカで流行るのでしょうか?

実際に参加したみなさんに感想を聞くと、「とてもおいしかった!これからお寿司やラーメンの次におにぎりが流行るかも!」「アメリカの具材や世界各地の具材でご当地おにぎりをつくったら、現地の人たちから人気が出そう!」「シカゴにもおにぎり専門店があったら面白いよね。どこに行けば買えるの?」「おにぎりは 作る準備や片付けなどがちょっと大変そう・・・もっと手軽に作れるなら流行りそう!」などさまざまな声が。

作る手間という点では、おにぎりの型や、100均で売っている振り振りして作れる丸いおにぎり型などのキッチンガジェットもご紹介。これにはみなさん大絶賛でした。
これからもシカゴでおにぎりをどんどんご紹介して、アメリカで流行らせたいと思います。

メイン画像提供:Adobe Stock

執筆者情報

ワッキーウッキー

シンガポール、ロサンゼルを経て、現在はアメリカ・シカゴ在住。3⼈の子どもを育てる傍らシカゴのレストランやスーパーマーケットを探検しています。⽇々アンテナを張り、世界各国のさまざまな料理に挑戦中!パーティーやおもてなしに役⽴つ料理が得意。

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