カレーのはじまりはインドだけど、カレーパンの始まりは日本。
これを聞いて以来、カレーパンが愛しく見えて仕方ありません。
そしてもちろん気になります、その元祖と言われるカレーパン、どこにあるの!!
ここです。
森下駅A7から出口からすぐ、元祖カレーパンの店「カトレア」を発見。
明治10年創業の「名花堂」がこの店の前身。昭和2年に誕生した「洋食パン」が今のカレーパンの始まりと言われているそう。元祖の店が今もあるということがそのおいしさの確証ですね。さっそく中に入ってみました。
カレーパンを視界に入れずとも、すでにどれもおいしそうで困ってしまいます。パン屋さんって甘いもしょっぱいも両方あって、ひとつだけ買うことを許されない感ありますよね。
揚げカレーパンはマイルドな味と辛口の2種。このお店にはもうひとつのカレーパン「焼きカレーパン」も。
この日は3種類のパンを持ち帰ることにしました。 でもカレーパンの出来立て、絶対美味しいから、家まで持ち帰るなんて、無理。
晴れた日の公園で、お気に入りの音楽を聴きながら食べたりして。
ちなみにここはお店から歩いて10分ほどの清澄公園。満開の藤よりも小判形のカレーパンに見とれ、完全に花より団子状態。とはいえ、美しい草花に囲まれながらいただくカレーパンはこの上ない美味しさです。
*程よく甘いカレーは決して子ども向けではなく、大人が唸るスパイシーさ。誰もが好きな、王道を行く。
お家に帰って、 レンジで30〜40秒チンしてからオーブントースターで2分ほど焼くと、出来立てのような味わい。薄めの生地と衣がカリカリ食感を演出。頷きながら食べてしまう納得のうまさです。
クリームパンといえば、菓子パン生地でカスタードクリームを包み、手の形をしたものが一般的。カトレアのふんわりクリームパンは全く違いました。とりあえず、たくさん並ぶとさらにかわいいのでご覧あれ。
ね?奥の方で無理してる子たちもかわいいし、手前真ん中を陣取るぽってりちゃんも良い。カトレアのパンたちはそれぞれに個性があって自由な感じがします。スウィート生地に自家製カスタードクリーム入り。
表面の粉糖、自家製カスタードクリーム、カステラ風の生地、全てがふんわりと甘い。こどもの頃に出会ったような懐かしさを感じました。
隠れ人気は深川あんぱん。外側がデニッシュ生地でサクサク!
驚いたのは中のこしあんの美味しさ。パン屋さんにはもったいないほど口どけがよく上品。大福豆(かのこ豆とも呼ばれる)が3粒入っていて、食感にも味わいにも緩急を与えます。
カレーパンの名店ですが、それだけにとどまらず、どのパンも味わい深い。「いい店見つけた」と人に自慢したくなるようなお店です。森下、清澄白河エリアを訪れた際は是非、カトレアに立ち寄ってみてください。
住所:東京都江東区森下1-6-10
営業時間:平日・土 7:00~19:00
祝祭日 8:00~18:00
定休日:日曜日・祝祭日にあたる月曜日
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大学三年生
和菓子と豆とカメラが大好き。