元パティシエ！イケメン芸人が作るモテスイーツ

マイホイッパー持参で現れた松田さん。スイーツ作りはいつ頃から始められたのでしょうか。
「16、7年くらい前ですかね。芸人目指して東京に来てNSCに入り、まだ芸人として仕事がないとき働いていたのがイタリアンレストランで。地元の富山にいた頃レストランの厨房で働いていた経験から、最初はピザやパスタを作っていました。そしたらある日、サブチーフにティラミス作ってみないかって言われて、作ってみたらうまくできた！それからスイーツ担当になりました(笑)」

すごい！ 元々料理はされていたから、手先が器用だったのですね。でもスイーツ作りは、初心者には難しいイメージがありますが……。
「僕もたくさん失敗しましたよ。スポンジが膨らまず薄くてカチカチになったり、カスタードクリームが粉っぽくなったり。スイーツって料理で失敗したときよりも落ち込み度が深いんですよね。なんと言うか、心が折れる感じ(笑) でもそれを乗り越えて挑戦し続けると、5回目くらいに自分でもおいしいなと思えるものに出合えるんです。落ち込んだ分、喜びも大きい。それを食べた人が『おいしい！』って言ってくれたら、もう最高です！」

誰かにおいしく食べてもらえるのは、作り手のいちばんの喜びですよね。最近は、どんなときに作られるのでしょう？
「奥さんが舞台女優をしているので、彼女が稽古場に持って行く差し入れを作ったりしています。生チョコやガトーショコラが現場で好評のよう。あと、番組でさんまさんの目の前でティラミスとガトーショコラを作りました。すごく褒めていただいて『これなら店が出せる！』って言ってもらってうれしかったです」

ティラミスやチョコ系スイーツがお得意のようですね。 「ティラミスはレストランで2年くらい毎日のように作っていましたから、おまかせください！(笑) チョコ系は原料となるチョコレートがポイントで、僕はカカオの比率が56％のものを使っています。いろいろ試して好みのものを見つけました。これ（生チョコやガトーショコラ）を店で出すとなると原価割れしちゃいそうな仕上がりですが、それが手作りの醍醐味。バターも発酵バターを使ったり、フルーツもできるだけ生のものを使ったり、そうゆうこだわりに“男のスイーツ”感が出ているのかもしれません」

今日は、ユーザーのレシピを2品作っていただきました。いかがでしたか？
「クックパッドは普段からよく利用しています。以前、洋梨のタルトを検索したときもクックパッドで簡単にできるものを発見して、作らせてもらいました。おいしかった〜！ 今日の2つも発見があって、作っていて楽しかったですね。ティラミスは、フィンガービスケットを使っているのでとても簡単。クリームを混ぜて層にしていくだけなので、初心者にもオススメのレシピだと思います。成功のコツはメレンゲ。ボウルを逆さまにしても落ちてこないくらい、しっかり立たせましょう！」

フルーツもよく使われるんですか？ 「はい。色合いも味も華やかにしてくれるから、フルーツはスイーツに欠かせない存在です。マチェドニアは手軽でおいしいフルーツデザート。ちょっと酸っぱめのフルーツもマチェドニアにするとおいしく食べられるのでオススメです。今回作ったのはお子さんも食べられるお酒ナシのやさしい味でしたが、大人はぜひリキュールを入れて楽しんで。サクランボのブランデー「キルシュ」などよく合いますよ」

独学でスイーツを作られてきたという松田さん。おいしく作るために必要なことは何でしょうか。
「食べて『おいしい！』って言われると本当にうれしいんです。だから“誰かのために作る”ことって大事かも。僕はこれまで独学で作ってきたんですが、もっとレパートリーを増やしたいと思って半年前から知り合いの先生にスイーツを習い始めました。先日習ったベリーのソースが簡単でおいしくて、4歳の甥っ子がすごく喜んでくれるのでよく作っています。あの笑顔を見ちゃうとやめられない(笑)」

笑顔を生み出すスイーツ、素敵です！ みんなが、そんなスイーツを作れたら最高ですね。
「スイーツ作りに限らないと思いますが、成功の秘訣は失敗してもめげずに、なんで失敗したか原因を探って、繰り返し挑戦すること。失敗を恐れず、がんばれば結果はついてきます。ケーキがきれいに焼き上がったときや、デコレーションがうまくいったときの達成感はたまりません！ ぜひ、あの気持ちをみなさんにも味わってほしいです」

手作りスイーツで、みんなを笑顔に。松田さん厳選のクックパッドスイーツレシピは、初心者にオススメのものから、女子のハートをつかむモテスイーツまで多彩。失敗を恐れず、チャレンジを！！

イケメン芸人が監修 「男のモテスイーツレシピ」を早速作ってみよう！

1976年、富山県生まれ。お笑いコンビ「ハイキングウォーキング」のツッコミ・ネタ作り担当。趣味は料理で、芸人になる前はイタリアンレストランでパティシエとして2年ほど勤めるなど、腕はプロ級。後輩の芸人たちを自宅へ招いて、コースで料理を振る舞うのが休日の楽しみのひとつ。

ハイキングウォーキング松田の「くだらない毎日」