日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
トルコ料理はなんと世界三大料理の一つと言われています。日本で最も有名なのはケバブですが、じつはそれ以外にも絶品メニューがたくさんあり、旅行に訪れた人が「何を食べてもおいしい~!」とうなるほどグルメな国なのです。そんなトルコの朝ごはんを探ってみました!
昨年、「トルココーヒーの文化と伝統」が「和食」とともにユネスコの世界無形文化遺産に登録されたということで、最近日本でもトルコの食文化に関心が高まっています。トルコでは、16世紀にイスタンブールの社交場の飲み物としてコーヒーが広まり、それがカフェ文化の原型になったそう。今でもトルココーヒーは原始的な方法で抽出し、上澄みだけを飲むようです。
そんな歴史を持つトルコは、朝ごはんをとても大切にしている人が多く、昼ごはんに朝ごはんメニューを食べることもあるのだとか。いったいどんなものを食べているのでしょうか?
トルコには典型的といわれている朝食のセットメニューがあります。
その内容は、トルコ人の主食のパン、白チーズ、オリーブ、トマト、きゅうり、卵料理、ジャム、はちみつ、季節のフルーツ、チャイ(紅茶)というスタイル。休日には昼であってもこの朝食セットを2~3時間かけてゆっくり楽しむそう。朝食をウリにしている店も多く、わざわざ出かけて食べにいく人もいるらしいですよ。とっても健康的な休日ですよね。
卵料理の中で人気があるのがトルコ風スクランブルエッグ「メネメン」。トマトを入れるのが特徴で、パンにつけて食べるのがお決まりのようです。
平日にゆっくり時間をかけて食べるのは難しいもの。そんなときに人気なのが、街角にある屋台やスタンドのスナック的なメニュー。ごまつきのドーナツパン「シミット」や、ほうれん草やひき肉などを具にしたトルコ風パイ「ボレッキ」は、朝食だけでなく小腹がすいたときに歩きながらパクッと食べるそうです。
朝からしっかり食べるトルコの朝食文化。食べたことのないメニューが多いかもしれませんが、日本で再現できるメニューもあるので、ぜひチャレンジしてみてください!(TEXT:川端浩湖)
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