お花みたいな食べもの「アーティチョーク」って知ってる？

「アーティチョーク」は地中海沿岸原産の多年草で、花が咲く前の”つぼみ"の部分が、食用として食べられているものなんです。まだ日本では馴染みが薄いですが、欧米ではとても一般的。

硬いつぼみのガクをはがして、中の柔らかい芯の部分だけを取り出した「アーティチョーク・ハート」と呼ばれるところが、主に食されます。また、ガクでも身のあるところは、歯でそぐようにして食べることができます。
知り合いのニューヨーカーに聞いてみると、下処理にも、食べるのにも手間と時間がかかるので、どちらかというと男性よりも女性が好んで食べるものと言われているそうです。可愛らしい見た目も、影響しているかもしれませんね。

まずは何と言っても「ディップ」。これを抜きには、アメリカのアーティチョークは語れません。種類はいくつかありますが、一般的なのは、アーティチョークにほうれん草とチーズを加え、マヨネーズで和えたもの。バーやレストランでは、アパタイザーとして、パンや野菜などにつけて食べます。「マック&チーズ」や「チキン・ウィング」と並んで、人気なんですよ。
そしてもうひとつ、忘れてはいけないのが「アーティチョーク・ピザ」。中でも有名な「Artichoke Basille’s Pizza」というピザ屋さんは、ニューヨーク市内に6店舗あり(2015年7月1日現在)、いつも地元の人たちで賑わっています。たっぷりのったアーティチョーク・ディップのソースが、トロトロでたまりません！
そして何と、「アーティチョーク・ウォーター」なるものがあるとの最新情報をキャッチ！健康意識の高い一部のアメリカ人のあいだでは、すでに話題沸騰なんだとか。ビタミン、ミネラル、電解質や抗酸化物質を豊富に含み、日本でも話題の「ココナッツ・ウォーター」の次に、間違いなく流行る”スーパードリンク”の筆頭と言われています。

クックパッドニュース編集部