世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回は、横須賀の米軍基地にお住まいのレダさんの食卓へ!イタリア人のレダさんの作る最高に美味しいイタリア家庭料理をいただきました!
「今日は2種類のピザと、ラザニアを作るわ!レストランよりも美味しく作るから、楽しみにしててね!」というレダさん。まずはラザニア用のベシャメルソース作りがスタートです!
イタリアでは、ベシャメルソースは必ず手作り。日本ではベシャメルソースは市販品が売っていますが、とっても簡単なのでイタリアでは市販品すらないそうです。
ラザニア料理に大事なポイントは、「絶対においしいチーズを使う事!日本で買うと高いけど、美味しいチーズはイタリア料理には外せないの!」とのこと。
事前に作ってくれていたラザニアの具を、平べったい板状のチーズに乗せ、さらに上からチーズをかぶせ、後はオーブンに入れてゆっくり焼くだけ!
ラザニアを焼いている間に、次はピザ作りです。まずは王道の「マルガリータ」。ここでも重要なのはチーズ選び。
「マルガリータは南イタリア・ナポリのピザ。使われるモッツァレラ・チーズはナポリの近く、カンパーニャ地方のものが有名ね。北イタリアのミラノでも、カンパーニャ産が人気なのよ」と、トマトをすり潰してソースを作りながら力説するレダさん。
トマトソースのコツは、トマトの甘みを最大限に引き出すために、とにかくじっくり煮込むこと。そうすると、トマトの水分が飛び、本来の甘みがより引き出されるんだそうです。
3品目の「イタリアンソーセージ・ピザ」も、ソーセージを焼いてトマトソースで味付け&トッピングしたら、オーブンにセット!
「イタリアの家庭料理は、家族や友人への愛の形。友達と食べる時も、『どこか食べに行こう』より『家に食べにきてよ!』の方が多いわ!」とレダさんは言います。
その言葉通り、オーブンからラザニアとピザの香ばしい香りが漂ってくると、近所の友人達が次から次へと集まってきました。
いつの間にやら総勢10名を超え、一気にホームパーティがスタート!出来上がったアツアツのラザニアとピザを満面の笑みでレダさんが運んでくると、早速イタリアンワインで乾杯です!
とてつもなく良い香りのするオーブンから、レダさんが運んできたラザニアと2つのピザ。まずはラザニアをカットして、大きめの一山をお皿に載せてくれました。
一口食べてみると、トマトソースの具にアツアツのチーズが絡まり、「言葉にならない美味しさ」とはまさにこのこと。横には「どう?」と得意顔のレダさん。いやはや参りました、こんなに美味しいラザニアは確かにレストランでも食べたことがありません。
続いて食べたマルガリータもイタリアンソーセージ・ピザも、焼き加減・味ともに、「最高」の一言。普段食べ慣れているはずのイタリア料理ですが、イタリアのママンの味は、我々の予想を遥かに超えた美味しさでした。
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