人間の能力は、頭のよさだけではありません。
スポーツが得意、ピアノが上手、人を笑わせるユーモアがある……いろいろな能力があります。学校の勉強が完璧でなくても、「賢さ」「頭のよさ」は確かにあり、それが夢をかなえる力になるはず。
脳の専門家によれば、そんな根本的な「頭のよさ」を育てるために大事なのは、子ども時代の家庭での生活習慣。
近ごろ、夜更かしをする小学生が多いようですが、脳は眠っている間に育つので、「早寝」「早起き」を徹底することが大前提。また、じゃれ合ったり笑い合ったり自由におしゃべりしたり…と、「親子のコミュニケーション」こそ脳育てに大きな力を発揮するのだと言います。
今回は、そんな子どもにとってベストな生活習慣を実現するために、今すぐ真似したい5つの実践テクを、教育・脳科学の専門家に取材した『育脳Comoキッズ』よりご紹介します。
脳の中には目覚まし時計のような場所があり、目に光が当たることでスイッチが入ります。
ママは我が子を起こすとき、カーテンを開け、まずは朝日をまぶたに当ててみて。
手足を自由にバタバタ動かすことは、脳を目覚めさせるのに最適な方法。子どもがくすぐったり、じゃれあったりできる年齢なら、「今がスキンシップのチャンス!」と考えて、お布団の上でじゃれあって。
からだや頭を動かすことでしっかり目覚め、食欲もわいてくるものです。卵を焼いたり、納豆をまぜたりするのを子どもに手伝わせ、いっしょに作ってみましょう。すっきり目覚め、自分が作ることで食欲もわくものです。
太陽が沈んだら部屋は少しずつ暗めにし、神経を落ち着かせて眠る準備に入りましょう。
ゲームやパソコン、携帯の光は脳には強い刺激になります。寝る1時間前にはテレビを消す習慣づけをしましょう。
毎日同じ時間に食事をし、同じ時間にベッドに入ることが、脳を育てるうえでとても大事。
とくに乳幼児の時期は、早寝早起きのリズムを刻むためにも、大人もいっしょになってできるだけ同じパターンで生活をして。
忙しい毎日の中で、これらすべてを実践するのはなかなかむずかしいとは思いますが、お子さんの“育脳”にご興味のある方はぜひ意識してみてください。
※出典:『育脳Comoキッズ』(主婦の友社)より
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