日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
日曜夜から毎週火曜夜7時にお引越し!TBS系人気バラエティ番組「この差って何ですか?」から、知って得する料理の“差”をご紹介します!
4月18日放映の「この差って何ですか?」(TBS系)の大人気コーナー「外国人がワカラナイ!日本の差」は皆さんご覧になりましたか?
日本に住んでいる外国人の皆さんが、普段日本で生活している様々なシーンの中で、なぜこんな「差」があるんだろう?と不思議に思ったことを教えてもらいました。
例えば…「中華料理」と「中国料理」どうして看板が2種類あるの?「ご祝儀は濃い筆ペン」と「お香典は薄い筆ペン」わざわざ使い分けるのはなんで?信号の赤は「あか」と言うのになぜ緑は「あお」って言うの?などなど、あなたは外国人に聞かれて、きちんと答えることが出来ますか?
今回は、番組で紹介された、知ってびっくり、日本人も知らない意外な差の中から、「アジのたたき」と「カツオのたたき」の差をご紹介します!
今回この疑問を投げかけてくれたのは、ネパール出身のキサン・パリヤルさん。現在、日本の居酒屋で働いているというキサンさんが疑問に思ったのは「アジのたたき」と「カツオのたたき」。見た目も調理法も全然違う料理なのに、なぜ同じ「たたき」というのでしょうか?・・・この差って何?
まずは「アジのたたき」の調理法から。3枚におろしたアジの身を包丁で叩くように切ります。
これは、アジが小骨が多く、骨を1本1本抜くのが面倒なため、小骨を叩き切り食べやすくしているのです。つまり、「叩いて切る」ことから「アジのたたき」という料理名になったのです。
しかし、カツオのたたきは、包丁で叩き切っているようには見えません…なのになぜ「たたき」というのでしょうか?
続いては「カツオのたたき」の調理法。今回は、銀座にあるカツオの産地、高知県のアンテナショップ「まるごと高知」の料理長山下裕司さんに「カツオのたたき」の作り方を見せてもらいました。
カツオに塩をふり、カツオの臭みを消すためワラで焼いていきます。焼き色がついたところで、食べやすい大きさに切って並べ…なんとこの後!塩とポン酢をかけながら、カツオの表面を手で叩きはじめました!
そう、これが「カツオのたたき」と呼ばれる理由でした。
そもそもカツオは血合い(ちあい)と呼ばれる部分が多く生臭くなりやすいため、塩やポン酢を身の奥までしっかり浸透させてなじませる必要があるのです。さらに、こうすることで、臭みを消すだけでなく味もまろやかになって美味しくなるんだとか。
実際、今回調査した「カツオのたたき」を出しているお店では、みな、料理人の方が同じように手で叩いて作っていました。
いかがでしたか?日ごろ私たちには当たり前すぎて疑問にも思わないことでも、調べてみると意外な理由が隠されていて、驚きますよね。次回の放送もどうぞお楽しみに!
「この差って何ですか?」(TBS系・毎週火曜夜7時00分~)世の中にある【言われてみればちょっと気になる“差”】に注目し、なぜその“差”が生じているかを徹底調査するバラエティ番組。
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