日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
すっかり冷え込み、各地の紅葉の美しさが日々報告されていますね。晩秋の時期を迎え、季節は刻々と冬に向かっているようです。
そんな風に店頭も冬食材が目立ち始めた11月第2週(2014年11月10日〜16日)。クックパッドの検索データから、今週食卓に登場させたいオススメ食材をお知らせします。
ねっとりとした味わいがおいしい里芋は秋〜冬にかけて旬を迎えます。日本では実は縄文時代から栽培され、じゃが芋やさつま芋がそれほどメジャーではなかった江戸時代までは芋の主役だったんだとか。いっしょに検索されているキーワードは1位煮物、2位いか、3位大根、4位鶏肉、5位ひき肉。そのほかサラダやグラタンなども。
しめじ、えのき、エリンギなどが初秋に検索数が伸びるのに対して、晩秋に盛り上がるのがしいたけ。煮物や鍋など寒い季節のメニューとの相性が抜群だからかもしれませんね。また、ほかのきのこといっしょに検索されることが少なくしいたけ単体で味わっている様子が伺えます。
その生産量も消費量も世界で日本が最も多いという柑橘、柚子。海外でも「ユズ」と呼ばれ、注目を浴びています。11月あたりから旬を迎え、ちょうど鍋の季節に合わせて市場に出回ります。手に持ったときに、身に張りがあり、ぶよぶよしていないものを選ぶとよいでしょう。
別名「海のミルク」と呼ばれる程栄養豊富な貝、牡蠣(カキ)は11月頃から旬を迎えます(岩牡蠣の旬は夏)。店頭では生食用、加熱用と分けて売られていますが、生食用のほうが新鮮と思っていませんか? 実は、牡蠣は、殺菌処理をしていないものを【加熱用】、殺菌処理を施しているものを【生食用】と表示しています。つまり鮮度が落ちているから、加熱用として表示しているのではないのですね。むしろ生食用は殺菌処理によって、うま味が逃げ、水っぽく、身が痩せてしまう傾向があるそうですよ。そのため、牡蠣は、加熱料理なら「加熱用」を必ず選ぶのが正解なんです。
旬のものは年間を通じて、店頭価格も下がりやすいためより食卓に登場させやすいことが多いようです。ぜひお店でもチェックしてみてくださいね。
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