「日々の暮らしを楽しく美味しく。ちょっと、おしゃれに」をモットーに、夫婦で料理家ユニットの『ぐっち夫婦』。そんなお二人が日々料理を掲載しているInstagramのフォロワーは約58万人(2020年8月18日現在)。おうち時間が長くなり、夫婦の在り方について考える人が増えています。そんな時に知っておきたい、「おうちごはんを楽しむコツ」についてお伺いしました。
――夫婦の絆を深めるための手段として、お二人が料理をすすめる理由を教えてください。
Tatsuyaさん:おいしいものを食べると、それだけで「まぁ、いっか」って気持ちになると思うんです。もちろん、料理を作ることをストレスに感じるという方もいると思うんですが、そう思っている方にも、もともと料理が好きな方にも、「料理はハッピーになれるもの」だと感じてもらえて、それが料理を作るきっかけになったらいいなと思います。
SHINOさん:料理って毎日のことだから大変なことの方が多いかもしれません。それでも、「おいしいね」っていう会話が日々の小さな幸せだと思います。一緒に料理をすると言っても、ゼロから作ると大変なときには、市販のものをアレンジするだけでもいいんです。それこそ、ちょっと野菜などを足して、彩りが華やかになるだけで嬉しくなりますよね。
Tatsuyaさん:盛り付け上手になって、おいしく見えればいいし、簡単に手を抜いてもいいし、こうじゃなきゃいけない!ということはないので、それぞれのやり方と作り方でおいしく食べられたらいいんじゃないかなと思います。僕は、気に入ったお皿をヘビロテしたいタイプなんですけど、彼女はいろんなお皿をバランス良く使うタイプで、2人でお皿を決めるのもいいかもしれないですね。
SHINOさん:うつわと料理の相性が良いと見映えがよくなるので、それは大事にしています。あと、もし夫婦でお料理を始めたいと思っていたら、きっかけとしてそれぞれのエプロンを購入してみるのもいいですよ。
――料理初心者の旦那さんと料理を始める場合、まずは何を担当してもらうのがいいですか?
Tatsuyaさん:フライパンを振ってもらったらいいと思います。できることから頼もうとすると、皮むきや野菜を切るなどから始まると思うんですけど、なかなか料理の面白みを感じられず、すぐに飽きちゃいそう。だから、そんなに失敗しない炒めものを任せてみると、男性も楽しくできるんじゃないかな。成功体験をしてもらうと、またやりたい!となると思います。
SHINOさん:料理は、つくる工程も無理なく楽しめたらいいですよね。毎日のことなので、がんばりすぎず、ほどよくできたらいいなぁと感じています。
(TEXT:上原かほり)
ぐっち夫婦のレシピが103品も掲載されている「夜食以上、夕食未満。野菜多めで罪悪感なし 遅く帰った日の晩ごはん」。忙しい平日でも、簡単においしく作れるレシピがたくさん掲載されています。お二人から、それぞれに見どころをお聞きしました。
SHINOさん:「気負わずに気楽な気持ちで、パッと作れるものがたくさん載っているので、疲れた~! というときこそぜひ手に取って作ってもらえたら嬉しいです」
Tatsuyaさん:「この本は、『料理を作ろう!』と肩に力を入れたりせず、パラパラッと見て、「おいしそうだな」と思ったものを作ってもらえたらと思っています。どれも自信があるレシピばかりです。普段使いしてもらえると嬉しいなと思っていて、調味料の汚れとか大歓迎です(笑)。デザインブックではなくて、ぜひ汚しながら使ってください」
ぐっち夫婦:「がつんとした一品や、濃いめの味付けは僕のレシピがおすすめ! 野菜たっぷりなおかずや、あっさりめな味付けは私のレシピがおすすめです!」
夫婦料理家ユニット。「日々の暮らしを楽しく美味しく。ちょっとおしゃれに」そんなきっかけをお届けできたらと思い、夫婦で料理家をしている。「今日なにたべよう?」というテーマで、素直に今の自分たちに自然体で料理と向き合っている。
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