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コラム

フライパンを長持ちさせるには?毎日使う 「フライパン選び」のポイントとおすすめの使い方

【コメルコバナシ】調味料、食材、料理道具、うつわやカトラリーなどの“料理が楽しくなるモノ”が買えるオンラインマルシェ『Komerco(コメルコ)』編集部に、加工の有無や素材別で、フライパンの特徴を解説してもらいました。フライパンを長持ちさせるおすすめの使い方も教えてもらいましたよ。

フライパンを長持ちさせるコツってあるの?

こんにちは! Komerco編集部です。

さまざまな料理に欠かせないフライパンは、どうしても使用頻度が高くなりますよね。しかしフライパンを使い続けると、食材がくっついてしまったりこげつきやすくなったりしてしまいます。とはいえ毎日使う調理道具だからこそ、できるだけ長持ちさせたいという方も多いでしょう。

加工や素材によってさまざまな種類があるフライパン。実は、種類によって長持ちのしやすさが異なることをご存じでしょうか。今回は加工の有無や素材別に、フライパンの特徴を解説していきます。

さらに、フライパンを長持ちさせるおすすめの使い方もご紹介しています。「フライパンの耐久性が気になる」「フライパンを長持ちさせたい」とお悩みの人は、ぜひ参考にしてくださいね。

長持ちするフライパンを選ぶポイント

長持ちするフライパンを選ぶコツは、以下の2点に着目し選ぶようにしましょう。

・コーティング加工の有無
・素材

コーティング加工や素材について、下記で詳しく解説していきます。

■コーティング加工の有無

フライパンは、コーティング加工が施されているものと、そうでないものに大きく分かれます。お手入れを簡単にしたい人は、コーティング加工が施されているものを選びましょう。特別な手入れをしなくても食材がくっつきにくい特徴があります。

また、フライパンのコーティングにはいくつかの種類があり、それぞれの種類によってフライパンの長持ち具合が変わります。代表的な5つのコーティング加工について、詳しくご紹介します。

【テフロン加工】
量販店で手に入りやすく、日常使いとしてポピュラーなのがテフロン加工のフライパンです。アメリカで開発されたテフロン加工は、表面がツルツルしているため、食材がくっつきにくいのが特徴です。料理のあとも、スポンジで軽くこするだけで汚れを落とせます。

テフロン加工には6段階のグレードがあり、高くなればなるほどコーティングの耐久性があがります。その分価格もあがってしまいますが、グレードが低いものよりも長く使い続けられるでしょう。

そんなテフロン加工のデメリットは、高温に弱いことです。300℃以上の温度で使用すると、コーティングがはがれてしまいます。摩擦にも弱いため、金属のヘラでこするのは控えましょう。

【フッ素樹脂加工】
フッ素樹脂加工も、テフロン加工と同様に食材がくっつきにくいのが特徴です。実は、先述したテフロン加工はフッ素樹脂加工のひとつに分類されます。そのため、表面がツルツルしていることや、高温・摩擦に弱いという点はテフロン加工と変わりません。

フッ素樹脂加工も量販店で手に入りやすいので、使いやすいフライパンを探している人にはおすすめです。

【ダイヤモンドコート】
人工のダイヤモンドがフッ素樹脂に混ぜられたものを、ダイヤモンドコートといいます。フッ素樹脂加工よりも摩擦に強く、金属製のヘラを使用してもコーティングがはがれにくいのが特徴です。

耐久性は高くなり、フッ素樹脂加工のくっつきにくさはそのまま。買ったばかりの状態で、できるかぎり長くフライパンを使いたいという人には、おすすめの加工です。

そんなダイヤモンドコートも、フッ素樹脂加工と同じく熱には弱いのがデメリットです。強火での調理には注意を払いましょう。

【マーブルコート】
マーブルコートは、フッ素樹脂加工に大理石の粉を混ぜた加工のことを指します。ダイヤモンドコートと同じように摩擦による耐久性が高いことが特徴です。

効果においてはダイヤモンドコートとあまり変わりません。大きな違いはフライパンの見た目です。マーブルコートには大理石特有の白い点が散りばめられているため、ほかのフライパンよりも高級感があります。

なお、マーブルコートも高温には弱いので、火の扱いに注意しながら使用しましょう。

【セラミック加工】
陶器のような白い内面が特徴のセラミック加工は、熱伝導率が優れているのが魅力のフライパンです。セラミックには、高温になると遠赤外線を放射する性質があります。そのため、食材の表面を焦がさずに、中からしっかり温めてくれます

さらに耐食性が高いという特徴もあり、サビにくく劣化しにくいので、長期間の使用におすすめです。カラーが豊富なため、長く使えるお気に入りのフライパンに出会えるかもしれません。

【チタンコート】
フッ素樹脂にチタンを混ぜたチタンコートは、強度の高さとサビにくさが特徴の加工方法。コーティングがはがれづらいのも魅力のひとつです。

耐久性が高いことから長期間使用できます。しかしほかのフライパン同様、熱に弱いのがデメリットなので、火力の調整はマストです。

■素材

フライパンの持ちやすさには、フライパン自体の素材も関係しています。素材によってはコーティング加工がないものもあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。素材ごとに異なるフライパンの特徴をみていきましょう。

【アルミニウム】
軽くて使いやすいアルミニウム製のフライパンは、料理初心者の人やフライパンを振る料理におすすめです。熱伝導率が高く、少ない火力で料理が完成するのも魅力ではないでしょうか。

アルミニウム自体は焦げやすい素材のため、アルミニウム製のフライパンの多くは、上記で解説したコーティング加工が施されています。そのため、手入れのしやすさも初心者向きのフライパンです。

【ステンレス】
スタイリッシュな見た目が特徴的なステンレス製フライパンのメリットは、汚れやサビに強いことです。しっかりお手入れをすれば、10年以上使用できるフライパンもあります。ステンレス製のフライパンは、保温性が強く1度熱したら冷めにくい性質をもつので、余熱を利用する料理や煮込み料理におすすめです。

コーティングが施されていないステンレス製のフライパンでは、高温調理ができ、オーブンにも入れられます。しかしそのまま使うと食材がくっついてしまうため、調理前には油をなじませましょう。

【チタン】
コーティング加工にも用いられるチタンは、硬くて軽い金属です。落としたりぶつけたりしても変形しにくく、日常使いにも扱いやすいフライパンといえます。チタンコートと同様、サビにくく、お手入れの手間もかかりません

ただし、熱伝導の悪さがデメリットです。瞬間火力が必要な炒め物よりも、煮物などのゆっくり火をとおす料理に向いています。

【鉄】
鉄製のフライパンは、火力が強く、一気に焼き上げる料理がいいでしょう。そのため、プロの料理人に愛用されるケースが多いです。加熱のムラがなく熱伝導率も高いため、外はカリッと中はジューシーに仕上げられるアイテムです。

そんな鉄製フライパンは、アルミニウム製のフライパンに比べると約2倍の重さがあるので、人によってはフライパンを振って調理するのが難しいと感じる場合も。 また、使いはじめに油をなじませたり、フライパンが冷める前に汚れを取ったりと多少お手入れが必要ではありますが、使い込むほどに馴染み、一生モノに育ってくれます。

フライパンを長持ちさせるコツと使い方

「新調するのもいいけど、今使っているフライパンを長持ちさせたい!」という人も多いことでしょう。フライパンは以下のようにひと手間かけるだけで、持ちのよさがグンとあがりますよ。

・調理後すぐに水につけない
・ゴシゴシと洗わない
・耐熱性のあるシリコンベラや木べらを使用する
・空焚きをしない
・強火で料理をしない
・料理を入れたまま放置しない

6つのポイントを詳しく解説するので、フライパンを長持ちさせたい方はぜひ試してみてくださいね。

調理後すぐに水につけない

調理後の汚れをなるべく残さないようにするため、すぐに水につける人は多いのではないでしょうか。実はその行為、フライパンが早く傷む原因のひとつです。

まだ熱い状態のフライパンをいきなり冷ましてしまうと、急な温度変化で表面が収縮してしまい、コーティングがはがれてしまいます。コーティング加工がされていないフライパンは問題ありませんが、コーティング加工がされているフライパンであれば、しっかり冷ましてから洗いましょう。急いで洗わないといけない場合はお湯で洗うなど、急激な温度変化を避けるようにしましょう。

ゴシゴシと洗わない

テフロン加工やフッ素樹脂加工のフライパンは、摩擦に弱いのが特徴です。そのため、金タワシや目の粗いスポンジでこすってしまうと、すぐにコーティングがはがれてしまいます。

これらのフライパンを洗うときは、やわらかいスポンジで優しく洗ってあげましょう。洗う前にキッチンペーパーで汚れを拭き取ると、簡単にお手入れができます。

耐熱性のあるシリコンベラや木べらを使用する

炒め料理をする際にマストアイテムのヘラですが、ヘラの選び方にも注意が必要です。摩擦に弱いテフロン加工やフッ素樹脂加工のフライパンは、金属など強度の高いヘラを使うとコーティングがはがれてしまいます。

コーティング加工がされているフライパンで炒め物をする場合は、耐熱性のシリコンや木製のヘラを使うことをおすすめします。コーティングのフライパンに「金属ヘラが使えます」と記載されていても、フライパンの寿命は短くなってしまうので注意しましょう。

一方、鉄フライパンはどんな素材のヘラでも利用できます。金属ヘラがひとつあると、表面を削ぐこともできるので便利です。

空焚きをしない

コーティング加工がしてあるフライパンは、基本的にどの種類も熱に強くありません。空焚きをするとフライパンの温度が高温になってしまうので、コーティングがはがれてしまう原因になります。

さらに、コーティング加工は高温になりすぎると有害物質が発生する可能性もあります。場合によっては、喉の痛みや発熱、頭痛などの症状が引き起こされてしまうので注意しましょう。

強火で料理をしない

空焚きと同じで、強火で料理をするとフライパンの温度があがってしまいます。コーティングをはがさず、有害物質を発生させないためにも、コーティング加工のフライパンは火加減に注意することが大切です。

料理を入れたまま放置しない

フライパンに料理を入れっぱなしにしてしまうと、料理に含まれている酸がフライパンに流れ出てしまいます。フライパンや加工の素材によっては、酸に弱いものもあります。料理を入れたまま放置するとフライパンの寿命が短くなってしまうでしょう。

フッ素樹脂加工やセラミックコーティング加工、鉄やアルミニウム製の鍋は酸に弱いので、注意が必要です。なお、ステンレス製のフライパンは酸に強いため、料理を放置しても傷む心配はありません。

フライパンの特徴を知って長持ちさせよう

料理のマストアイテムであるフライパンは、加工の種類や素材ごとに特徴が異なります。熱に強いものや摩擦に弱いものなどさまざまなので、できるかぎり長持ちする種類のフライパンを選びましょう。

フライパンを買い替える予定のない人は、ご紹介した6つのコツを覚えるだけでお使いのフライパンを長持ちさせられます。毎日使うフライパンは、意外にもデリケートな調理器具です。普段より少し意識して優しく丁寧に使ってあげると、長く愛用できますよ。

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