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コラム

何をどのくらいあげれば良いの?子どもの「おやつ」で大切な3つのポイント

【ママ&パパのはじめて離乳食vol.11】離乳食っていつから始めればいいの?作り方がわからない。食べてくれない…そんなお悩みを解決すべく、自身でも離乳食ブランドを手がける平澤朋子さんに、あれこれ聞いてみました。第11回目は子どものおやつについて。「離乳食を食べずにおやつを欲しがって困る」「ごはんよりお菓子を食べたがる」と言った、おやつにまつわるお悩みをよく耳にします。そもそもおやつは必要? どのくらいならOK? 何をあげればいい? など、おやつの疑問にお答えします。

おやつにも大切な役割がある

赤ちゃんは生まれてから1歳になるまでに急激に成長します。1年間で身長が約1.5倍、体重が約3倍と、猛スピードで成長するんですね。

そのため、たくさんの栄養が必要なのですが、消化吸収能力がまだ未熟なため、1度にたくさん食べられません。そこで、母乳(ミルク)と離乳食ではとりきれなかった分を補給するために、おやつ(間食)が必要といわれています。

しかし、栄養面から考えると、それは補食が必要とされる離乳食完了期(1歳頃)から。それまでは、赤ちゃんがぐずった時など、気を紛らわすためにひと口だけあげる程度にすることが理想です。

おやつをあげる時に大切なのは「時間」と「量」

離乳食後期になって、3回食をしっかり食べるようになってもまだお腹が空いているようだったら、食間の10時か15時と時間を決めて食べさせてあげるのがベストです。あげすぎてしまうと離乳食やごはんを食べなくなってしまう原因になるので、時間や量に気をつけて与えることが重要です。

私の経験では、1回にあげるの量は100g程度(干し芋で約2枚/バナナで約1本)を目安にすると、次の離乳食やごはんにあまり支障がなかったです。欲しがるたびにおやつをあげるようになると、グズればもらえると赤ちゃんは学習します。そうなると親子でストレスが溜まってしまうので、おやつも習慣と心得ておきたいですね。

どんなおやつをあげたら良い?

おやつの役割は栄養を補うことが第一なので、できればおにぎりや果物、お芋やとうもろこしなどのお野菜が理想ですが、大人と同じように食事と違った喜びやほっとするひとときとしての役割もあります。なので、市販の赤ちゃん用おやつなども、たまには食べさせてあげても良いと思います。ただ、甘みが強いおやつを与えてしまうと、それまで食べていた薄味のおやつを食べなくなってしまう赤ちゃんを多く見かけます。市販のおやつを買う時は、パッケージに記載している原材料をチェックして、添加物や甘味料を使用していないものを選ぶのがおすすめです。

また、離乳食後期から完了期にかけては手づかみ食べをする時期なので、自分で食べる力を養うための成長過程ということも知っておきたいポイントです。お芋やパンケーキなどもつかみやすいようにスティック状に作ってあげると、自分でつかんで食べるので満足度も高まると思います。

親子ともにストレスフリーを目指したい

私の娘は干し芋や乾燥フルーツをよく食べていましたが、時間を決めて少量しか与えなかったので、執拗に欲しがったり、離乳食やごはんを食べないということがほぼなかったように思います。小学生になった今でも、おやつはごはんを全て食べてから、少量のみを守っています。 それに慣れていると、「いつもはくれるのに今日はなんでダメなの?」ということもなく、親子ともにストレスを感じないで済んでいます。

もちろん大きくなった今は市販のお菓子も食べています。「食べることってやっぱり楽しいよね〜」と思えることもとても大事なので、5歳頃からはいろいろ解禁しました。子ども時代は特に、お楽しみのおやつは大切だと思うのです。

1歳頃から、
・あげるもの
・あげる時間
・あげる量
に気をつけて、栄養補給、喜び、食べることが楽しいと思える役割の「おやつ」を上手に与えてあげて欲しいと思います。

画像提供:Adobe Stock

平澤朋子

食育アドバイザー。ライター歴23年、ビューティー&ファッションを中心に女性誌やWebマガジン等に執筆。2014年に女児を出産し、自身の経験から「本当に自分の子どもに食べさせたいかどうか」を基準としたこだわりの無添加離乳食「bebemeshi」を企画・開発する会社を2016年に設立。食育アドバイザーの資格を取得し、子どもの「食」の大切さを広める活動も行なっている。旅と食とお酒を愛する一児の母。