先日クックパッドニュースで紹介して話題になっている「フルーツケバブ」。フルーツケバブとは中東を中心に食べられているの「シシケバブ」のように、フルーツを串にさして盛りつける料理のこと。
世代を問わずみんなで食べられ、カラフルで華やかなデザートとして、これからのおもてなしシーンで活躍しそうです。
この「フルーツケバブ」というネーミング、じつはちょっと不思議なのでは?という声がクックパッド編集部に届きました。そもそもこの名の由来は、先述の通りトルコ料理で有名な肉の串焼き料理「シシケバブ」から。本来ケバブとは肉や野菜などの食材をローストした料理の総称で、シシとはこれらの食材を「串」のことを指します。とすると、本当ならこの料理は「シシフルーツ」なのかもしれませんが、どうも巷では「フルーツケバブ」と呼ぶのが一般的になっているようなんです。
シシフルーツとフルーツケバブ。現地の人たちからするととても驚きなネーミングかもしれませんがなんとなくフルーツケバブという名前の方がみんなのイメージにはまったのかもしれませんね。
そんな風に日本で広まっているメニュー名には、現地の人にとっては不思議なものは意外にたくさんなのはご存知ですか?有名なのは、この2つ。
チゲ鍋・・・チゲは鍋のことを表すため「鍋鍋」になってしまう
サルサソース・・・サルサはソースを表すため「ソースソース」になってしまう
外国料理を食卓に取り入れるのが上手なわれわれ日本人。言葉の意味や背景となる食文化も理解しながら楽しみたいですよね。さて、あなたはシシフルーツとフルーツケバブ、どちらのネーミングがいいと思いますか?