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コラム

年末年始太りに!痩せたい人は「みかん」こう食べて【管理栄養士に聞いてみた】

冬の味覚みかん。ダイエット中はどう食べるべき?

冬の定番の果物みかん。ついつい手が伸びてしまいますが、ダイエット中にはどのように食べればいいのでしょうか?そこで管理栄養士が、みかんに含まれている体に嬉しい栄養素やおすすめの食べ方をご紹介します。

みかんに含まれている体に嬉しい栄養素

ダイエット中にも嬉しい成分が

みかんの果肉の部分にはペクチンという物質が含まれています。このペクチンにはいくつかはたらきがあるのですが、ダイエット中の方には嬉しいはたらきが。

まずは糖の吸収を穏やかにしてくれるはたらきです。糖の吸収が穏やかになると、血糖値を下げて脂肪として蓄える作用のあるインスリンを節約できるとされています。そのため、糖の吸収が穏やかになることで、太りにくくなると言うことができます。

また、ペクチンには腸内環境を整えてくれるはたらきがあるとされています。腸内環境が整うと便秘の解消が期待できます。便秘があり余計なものを体内に溜め込んでしまうと痩せにくくなってしまうので、ダイエット中の方には嬉しいですね。

さらに、みかんの筋の部分に含まれているヘスペリジンという成分には血流を改善する作用があるとされています。血流が改善されると体温が上がり、代謝アップが期待できます。

抗酸化作用のあるビタミンも

これらの成分に加え、みかんにはビタミンCやβ-クリプトキサンチンという成分も含まれています。どちらの成分にも抗酸化作用が期待できます。

ダイエット中におすすめみかんの食べ方

食べ過ぎ注意

このように嬉しい成分が含まれているみかんですが、当然「食べれば痩せる」というものではありません。また、みかんなどの果物には糖質が含まれており、吸収されやすい性質があるので注意が必要です。

果物は1日200g程度が適量とされています。中くらいのみかん2個で200gくらいとなります。1日に食べる量の目安としてみてくださいね。

筋ごと、袋ごと食べよう

ご紹介したペクチンは果肉の袋に、ヘスペリジンが筋の部分に含まれています。筋や袋は外さずそのまま食べるようにしましょう。

空腹時や夜遅い時間は避けよう

みかんに含まれる糖はとても吸収されやすいため、体が吸収しやすい状態になっている空腹時、溜め込みやすい状態になっている遅い時間は避けたほうがよいでしょう。食べたものをエネルギーとして使える朝や昼に、空腹時を避けて食べるのがおすすめです。

みかんを美味しく食べよう

みかんにはダイエット中に嬉しい成分が含まれています。食べる量や食べ方に注意しながら、冬の味覚を味わってみてくださいね。

画像提供:Adobe Stock

永吉みねこ

フリーランス管理栄養士。献立・レシピ・栄養バランスが即キマる! 即決バランスクッキングスクール代表。「忙しくてもちゃんと簡単に自炊」をサポートするコンテンツ・レシピを提供。延べレシピ開発数は2,000以上。

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