スーパーモデル ミランダ・カーが息子の誕生日にグルテンフリーのケーキでお祝いし、クリントン元大統領ファミリーは健康のためにグルテンフリーの生活を実践するなど、数年前からアメリカで大流行と言われる「グルテンフリー」。セレブにも人気で、米国ではもはや常識とまで言われるグルテンフリーをおさらいしてみましょう。
全米で人気のディズニーチャンネル「ハンナ・モンタナ」で大ブレイクしたマイリーサイラスが、「みんなもグルテンフリーの食事を1週間やったほうがいいよ!肌の調子も変わるし、精神的にも肉体的にも変化がでる。すごいから。1度やったらやめられないから!」と大興奮でツイート。それもそのはず、グルテンフリーの食事を通じて、なんと2ヶ月で15キロ減量し、見違えるほどスリムになったからです。
スキンケア情報サイトスキンケア大学栄養士北川みゆき先生のコラムによると、グルテンフリーはセリアック病や腸の疾患、アレルギーを予防改善するために生み出された食事療法。しかし、特にアレルギー体質でない健康な人々もこの療法を取り入れたところ、体の調子がよくなったとの口コミが広まり、美や健康に対しての意識が高い人々にも注目されて流行したとされています。
マイリー自身も、「私はグルテンとラクトースのアレルギーがあるの」とコメントしていることから、どうやらアレルギー対策の一環としてグルテンフリーの食事を取り入れた様子。
他にも、テニス世界王者ノヴァク・ジョコヴィッチを勝利に導いたのはグルテンフリーの食事とも言われ、アレルギーを持っている元米国大統領ビル・クリントンの娘チェルシー・クリントンのウェディングケーキもグルテンフリーで話題になりました。今では、ミランダ・カーはじめとする健康志向の高いセレブの間でブームを巻き起こしているのです。
グルテンフリーにするためには、小麦・ライ麦・大麦などに含まれる「グルテン」というたんぱく質を避ける必要があります。
ミス・ユニバース・ジャパン公式栄養コンサルタントとして多くの女性の美をサポートする エリカ・アンギャルの著書「グルテンフリーダイエット」(ポプラ社)によると、グルテンを使用している主な食品は、パン、パスタ、うどん、ケーキ等。グルテンを使用していない主な食品は、ご飯、米粉、魚介類、肉、野菜、果物等。意外にも、加工食品や健康食品に小麦粉が使われていることもあるため注意が必要。
特別に作られた食品をいつも食べられる環境にないといけないのも、セレブの間でおしゃれなイメージを保って流行が続いているのかもしれませんね。(TEXT:太田さちか/ライツ)