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実は常識?冷蔵庫で保存したじゃがいもは、揚げ物にしないほうがいいって知ってた?

クックパッドニュース編集部

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じゃがいもは冷暗所での常温保存が基本ですが、芽が出やすい夏場などは冷蔵保存したほうがいいことも。そこで、じゃがいもを冷蔵保存する際のメリットとデメリットについて調べてみました。

じゃがいもは「常温」で保存するのが基本

じゃがいもは日光にあたると芽が出やすいので、光のあたらない暗いところ、または新聞紙などにくるんで「常温」で保存するのが基本です。ただ、夏場など気温が高い季節は冷蔵庫に保存したほうが芽が出にくい場合も。

このほか、収納スペースの関係から、じゃがいもを冷蔵庫の野菜室に保存しているという人もいますよね。実は、冷蔵保存したじゃがいもを調理する際には、注意が必要なのです。

冷蔵保存したじゃがいもは「揚げ物」にしないほうがいい

じゃがいもを冷蔵庫などで、低温で長く保存するとデンプンが糖に変化します。そうすると、じゃがいも特有のホクホクした食感が失われてしまいます。

また、長期間冷蔵保存して糖分を多く含んだじゃがいもを高温で加熱すると、じゃがいもに含まれる糖とアミノ酸が反応して「アクリルアミド」という化学物質ができます。「アクリルアミド」は発がん性を持つのではないかと考えられている物質。そのため、冷蔵保存したじゃがいもは、揚げ物など高温になる調理法は避けたほうがいいようです。

なお、冷蔵保存しただけのジャガイモは「アクリルアミド」を含んでいませんし、冷蔵保存したジャガイモを煮たり蒸したりしても「アクリルアミド」はできませんので、ご安心ください。

じゃがいもが保存法や調理法によって注意が必要だなんて、意外と知られていませんよね。フライドポテトなど、じゃがいもを揚げる料理を作るときには、常温保存したじゃがいもを使うようにしましょう。(TEXT:金直子)

参照:農林水産省HP

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クックパッドニュース編集部

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