片付け力は子どもの考える力、選ぶ力、決断力にもつながります。あらゆる場面で、お子さんの自立に必須の能力になるこの片付け力を育てたいですね。今回は、家族旅行の中で、お子さんがこの力を楽しく簡単に身につけていける方法をお伝えします。
宿泊に必要な子供の服や下着などの着替え。この着替えの準備や管理を、全部お母さんの手でしてしまってはいませんか?子供自身で着替えの準備や管理する経験は、片づけ力に必要な「モノの管理能力」「適正量を考える能力」を伸ばすことができます。
宿泊の着替えを入れる袋を1人1枚用意します。かさばらず、小さくまとめることができる、ナイロン生地のエコバックがお勧めです。持ち手がついているモノも便利ですね。兄弟がいる場合は袋に名前を書いたり、色別で分けたりして、子どもが自分の袋と分かりやすくしておくと良いですよ。
■旅行前の「着替えの準備」子供も一緒に
旅行に持って行く着替えを準備するところから子供自身ですると、自分の「着替え袋」という気持ちが芽生えます。小さいお子さんであれば、あらかじめ服や下着を用意しておいて、着替え袋に入れる作業を自分でするだけでも良いと思います。小学生になれば「何泊するか」によって必要な枚数を自分で考えてもらうと良いですね。さらに、高学年であれば、旅行先での気温や遊び方を考えて、それに合った服を選べるように声をかけてあげると良いでしょう。
■旅行先では「着替え袋」を子供に預ける
旅行先で「はい、お風呂あがりはこれね、明日のお洋服はこれね」なんてする必要はありません。着替え袋ごと子どもに預けてしまいましょう。そうすると、こんな3つの力が身に付きますよ。
●モノの管理ができるようになる
この着替え袋の中は、旅行前に自分が入れた衣類が入っているので、すべての衣類を把握していて、管理しやすい状態になっています。こういう状態で管理する経験をすると、自然と管理できる力が身に付いていきます。
●必要なモノを自分で選ぶ
クローゼットのように大量の服の中から選ぶのは、子どもにとって大変な作業。しかし、自分で持ってきた着替え袋からなら、入っている衣類がわかっているので簡単にできるんです。「自分で必要なものを選べるって、すごいことだよ」と褒めてあげれば、お子さんの自立心をくすぐることもできます。
●仕分ける力が身に付く
例えば、着替えをして脱いだ服は、「着替え袋に戻すのではなく、別の洗濯する袋に入れておいてね」などルールを決めておきます。そうするとこの作業で、仕分けるという力が自然に身に付くようになります。
ちなみに、このように洗濯する服を一つの袋にまとめてもらうと、自宅に戻った時の後片付けが楽です。袋をさかさまに向けて、洗濯機に全部放り込むことができます。家事の手間も省けますよ。
いかがでしたか?私が思う、旅行準備で練習するメリットの1番は、片づけのための練習と思うと面倒に感じることでも、旅行の準備と思えばワクワク楽しく作業できることです。楽しみながら自分のモノを自分で管理する気持ちを育てられる、楽しみながら片づけ能力を伸ばすことができる、絶好のチャンスをお見逃しなく。
片づけたい、そう思う人を、明るく楽しく徹底サポート。
奈良県在住 3児の母です。赤ちゃんのいるご家庭や子どもへの収納育児、オフィスのデスク周りから、パソコンデータの整理方法まで幅広く対応いたします。
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