「着る服がない!」クローゼットの前でそうつぶやかれた事がある方も多いのでは?お片付けレッスンで伺うお客様の中には、洋服が少なくて着る服が無いわけではなく、沢山の洋服を持っているにもかかわらず着る服がないとおっしゃる方がいらっしゃいます。では、どうすれば「着る服がない!」をなくせるクローゼットを作れるのか、そのポイントをお伝えしていきます。
クールな女性を目指しているのに、クローゼットの中は以前好きだった甘めの服ばかりなんて事はありませんか?どんな風になりたいのか、まずは今の理想のスタイルを明確にするのがクローゼット作りの第一歩です。理想がよく分からないとおっしゃる方は、雑誌の中から好きなスタイルを見つけてスクラップしていくと、好みがハッキリしてきますよ。
理想を明確にする事と同じくらい重要なのは、現実を知る事です。今の自分のライフスタイルを思い浮かべて、必要なアイテムを書き出してみましょう。働く女性なら、フォーマルな服が必要になります。子育て中の方なら、子供の動きについていける動きやすい服や汚れても洗濯しやすい服が必要ですね。ライフスタイルは人それぞれですので、自分基準で必要なアイテムを洗い出しましょう。
クローゼットの服を一度すべて出し、アイテムに分けていきます。すべて出して上から見渡す事で持っている服を客観的に把握しやすくなります。服が多い方は十分時間の取れる日にするか、アイテムごとに出してみましょう。
理想のスタイルに適うもの、ライフスタイルで必須のアイテム、ベーシックで着回しのきくものだけを選んで残すようにしましょう。高価だったから…、一度も着てないか…という理由で残してしまうと、着る服がないクローゼットに逆戻りになってしまいますので、「これから着る服だけ」を選んで残すのが重要です。その上で、これからの自分にとって足りないアイテムがあれば買い足すようにしましょう。
着たい服がすぐに見つけられるように、クローゼットの中は一目でどんな服があるのか分かるように収めましょう。掛ける服、畳む服ともにアイテム別で収納スペースを決めます。「このアイテムはここ」という感じで収納する場所を決めておくと、すぐに目当ての服が見つかりコーディネートが楽に行えます。引き出しに収める畳む服は重ねてしまうと何があるか把握しづらくなるので、立てて収納する事をおススメします。
過去に囚われず、これからどんな自分になりたいか、今自分にとって必要なものは何かを考えぬく事が、着る服がないクローゼットとサヨナラする上でとても大切です。これから着る服、着たい服だけで満たされたクローゼットは、見ているだけで心躍る空間になるはずですので、ぜひトライしてみて下さいね。
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整理収納アドバイザー。奈良でお片付けレッスンを行っております。片付けやすい仕組みを作ることで、お客様が快適に暮らせるようお手伝いさせていただきます。
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