50代からの落ちにくい体重に！話題の「アジアン粥」で置き換えダイエットをやってみた

50代になってからのダイエットは本当に難しい。若い頃だったらすぐに数kg落ちていたはずの食事制限をしても、50代では1㎏も落ちない。身長152㎝の私にとってのベスト体重は49㎏。バレーボールやホットヨガでずっとキープしてきたこの体重が、コロナ禍を機に56㎏まで増加。

もともと運動が得意で筋肉がつきやすい体質が仇となり、運動をやめた途端に筋肉が脂肪に変わり果てました。特に太ももの張りが気になり、鏡を見るたびに落ち込む毎日。

そんな時、同窓会の案内が届いて…

5年に一度開かれる同窓会に参加することになり、慌ててダイエットをスタート。夜ごはんだけ炭水化物を抜いたり、フィットネスバイク、ケトジェニックなどを様々なダイエットに必死で挑戦し、なんとか自力で51kgまで落とすことに成功！しかし、その後は何をどうやっても50kgの壁を越えられないことに悩み続けていた私。

結局そのまま参加した同窓会でも、50代に突入してから、「ダイエットしても痩せられなくなった」「食べてなくても太る」「何をしても痩せられなくなった」という話題で盛り上がったけど、諦めるわけにはいかない！　

ということで、クックパッドの食トレンド予測2024年で取り上げられていた「アジアン粥」を見て、ダイエットに効果的なのでは？と感じたことをきっかけに、2週間の「アジアン粥置き換えダイエット」に挑戦することを決意。

今回は2週間の間、昼食を「アジアン粥」に置き換えます。いつも平日ランチはお弁当のおかずの残りを食べているので、濃いめ味付けに白米が進む、すすむ…。そして夕飯前に小腹が空いておやつや間食をパクリの繰り返し。 アジアン粥は1食のお米の量が少なめでも、お肉や野菜などの具材がたっぷりなので、食べ応えがあって満足感がありそう。これならダイエットの辛さとも無縁!?

14日間のアジアン粥生活で、50kgの壁は超えられるのでしょうか！

14日間のダイエットに挑戦するぞ！と意気込んでいたら、同級生から「太った？前のほうが顔がシュッとしていたよね」と言われショックを受ける。けど、この気持ちをパワーに変えてがんばります！

1日目は、「アジアン粥☆韓国☆豚キムチ濃厚粥★豚バラ」

豚バラとキムチを合わせる事で、薄味のお粥にしっかりと味がついておいしい！ほのかな味噌風味が味わいを豊かにしてくれます。豚バラやナッツなどのトッピングがたくさん入るので、ボリューム満点！ よく噛んで食べることも意識したので、満腹感が持続し夕飯まで間食なしで過ごせました！

3日目にして、体重が50g減っていて明るい兆し！初日は、間食なしで過ごせたけど、今日は夕飯までに小腹がすき、リンゴとバナナをおやつに食べました。

3日目のアジアン粥は、「アジアン粥☆旨塩胸肉と小松菜の中華粥」

ぷりぷりの鶏肉が柔らかくておいしい！生姜の香りが食欲をそそり、体も温まります。鶏皮から旨味とコクがでて濃厚だけど、優しい味つけ。寒い日に食べたくなるレシピです。
レシピでは小松菜を使っているけど、今回は冷凍ほうれん草を使用。好みや気分で具材の変化をさせるのも気分転換になって◎。
こちらも、ボリュームがありお腹にたまります。

8日目にして、-1kgを達成！ 早くも目標の50kgの壁超えができるかもしれないと、体重計に乗ってワクワクしました。 体重も変化していますが、いつも着ている服がゆったりしてお腹周りがスッキリしてきたような感じがします。 お粥を食べているからか、消化が良くなっている様子。トイレの回数が増え、胃腸が休まっていることも感じるので、身体が軽く体調が良い！

8日目は、「アジアン粥☆やみつき酸辣湯」 酸辣湯が好きの私にとっては安定の味でした。ボリュームもありましたが、タンパク質が足りないと感じたので、サラダチキンをプラスしました。お粥だけだとすぐに食べ終わりますが、具材もたくさんあるので咀嚼してゆっくり食べられます。 空腹を感じることもありますが、我慢できるレベル。

11日目は、「簡単♪中華風玉子粥/ニラの塩ナムルのせ」
どのレシピも10分ほどで作れるので継続しやすい。ふわふわの玉子粥がとても身体に優しく感じ、身体もポカポカする気が。ニラの塩ナムルはレンジで簡単に作れてとっても便利。ラー油をかけて、ピリ辛にすることでおいしさアップ！ 午後になると甘い物が欲しくなるので、おやつにドライジンジャー入りの紅茶を飲みました。

この日は久しぶりに両親に会って、「顎下がスッキリしてきた」と言われてテンションがあがりました。
お腹がぺったんこになってきました。手足が冷えていない。毎年、寒い時期は胃腸がもたれやすいのに、今年はそれがなく体調がとっても良いし、膝の痛みがなくなっている。これも体重の変化のおかげ？
体組成計でも基礎代謝、筋肉量、骨量は減らず、体脂肪、体内年齢は下がっていました。ただ痩せただけでなく、体力をキープしながらスリムになってうれしい！

50kgを切ることを目標にスタートした、アジアン粥置き換えダイエット。最終日に、目標を超える、48.9㎏になりました。
身体が軽く、気持ちまでふわふわ夢心地です。ピチピチだったスカートのホックが余裕で止まるので、本当に痩せたんだなぁと実感しました。
もともと丸顔なのですが、痩せて皮膚がゆるんだり、げっそり老け顔になるのはいやだなぁと思っていましたが、炭水化物をしっかり食べてのダイエットなので、体力も免疫力も落ちず、老け顔にもならず大満足の痩せ方ができました。

最終日は、「かぼちゃ粥☆ミキサー不要☆韓国アジアン粥」 冷ご飯と切ったかぼちゃをレンチンして作れるアジアン粥。簡単にできて、お腹にたまり、満足感のある1杯。
4日目にもカボチャ粥を食べました。その時は、身体が甘いものを欲していて、お菓子を食べたい衝動を防ぐために食べました。今回は、それほど禁断症状が出てませんが、たっぷりカボチャを食べられて、身体のむくみが取れた気がします。

アジアン粥は、具材によっていろいろな変化を楽しめるメニューなので、14日間毎日食べていても飽きがありません。肉や野菜もしっかり摂れるので満足感もあります。 私が作ったレシピだと、どれもお米の量が70gくらいで満腹になり、普段食べている量に対し圧倒的に少ない！そして何より食事に悲壮感がないことも重要なポイント。

アジアン粥は、特別な食材や調理器具も必要なく、手軽にレンジを使ったり、10分ほどで完成するものが多く、毎日続けるのにうれしいポイントがたくさん。 気に入ったアジアン粥レシピもあって、この先もダイエットとは関係なく、普段から作って食べると思います。

正直、最初の数日間は甘いものを欲して食べちゃったこともあります。でも、一週間もすれば身体が慣れてきて乗り越えられます！ 甘いものが欲しくて我慢できないときには、カボチャやココナッツミルクの甘いお粥を選び、自分の体調や嗜好に合わせたアジアン粥を選択するのがコツです！

一番気になっていた太ももにも嬉しい変化がありました。2週間前は、パツパツで履くのがきつかったヨガウェア(パンツ)。1週間後に履いたら、スムーズにパンツが上がり、生地にゆとりを感じ始めました。この時はまだ気のせいかもと半信半疑。 でも2週間後の撮影で、やはりスルリとパンツが上がるので、気のせいではないと確信！家族からも「筋肉質な体型に戻ったようだね」と言われました。

またここ2年ほどは体調の変化に悩んでいました。運動を続けている時には感じたことがなかった冷えで寝つきが悪かったり、朝早く目覚めたり、疲れやすかったり……。これらの症状も、14日間のアジアン粥置き換えダイエット中から改善を感じています。とにかく、体調がとても良いのです。

おいしくて痩せられて、さらに健康的になるなんて！家族や友人にも勧めたくなるダイエットでした。 年齢を重ねると、代謝が悪くなり痩せにくい身体へと変化していくと思うので、アジアン粥ダイエットは、「体重は減らしたいけど、食事で我慢したくない」という50代以上の方のダイエットとしておすすめです。気になる方はぜひ試してみてくださいね。

※記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への効果効能を保証するものではありません

「外交官夫人のレシピ」さん
スウェーデンへの滞在経験から気軽に「フィーカ」ができるお菓子を発信。 ご主人の海外赴任に伴い、英国、北欧等数ヶ国に滞在。その時に周りの人から学んだり振舞ってもらった料理を発信している。 特にお菓子が得意で、長く滞在したスウェーデンのコーヒータイム「フィーカ」の文化が好き。日本にいる今でも、忙しい人たちに一人でも楽しめる「フィーカ」の時間を過ごしてほしいという想いから、気軽に作れるお菓子のレシピを多く発信している。