四季が豊かな日本には、野菜の旬も移り変わります。そんな野菜の旬の楽しみ方を子どもにもぜひ伝えていきたいですよね。親子で語る季節のお便りシリーズ、11月の野菜についてぜひ、お子さんに読み聞かせしてあげてください。
童話で『大きなかぶ』って読んだこと、あるかな。これがその、かぶ。葉っぱも根っこもどちらもおいしく食べられるんだ。
葉っぱは緑色で長い。根っこの部分は白くて丸い。ちょっと大根に似ているよね。
根っこは土の中にうまっているよ。
根っこの部分は、スープにしたり煮物にしたりするとトロッとしておいしい。葉っぱは、おひたしやあえものにする。根っこも葉っぱも、漬け物にしてもいいね。
冬になると恋しくなる鍋や煮物。四季のある日本では、冬にはそのような料理に合う野菜が旬を迎えます。
春菊はその名から子どもは春のものと思うかもしれません。ちょっと苦味があるため、子どもは苦手な野菜とされるようです。
いっぽうのかぶの根っこは甘味があり、子どもでも食べやすい味。離乳食で使ったというおうちも多いのではないでしょうか。
甘味も苦味も含めていろいろな味を体験していくことによって、子どもの味覚が育てられます。無理強いすることはありませんが、折にふれてチャレンジさせたいですね。(TEXT:松崎祐子)