あなたは普段、お米を食べていますか?お米離れが進んでいると言われて久しくなりましたが、ふっくらツヤツヤに炊きあがったご飯を見て、食欲が沸かない人なんていないはず!ただ、「おうちでもおいしい銀シャリが食べたい!」という願いはあれど、なかなかうまく炊けないというのが悲しい現実ですよね。
そんな人の弱みにつけ込むべく、巷では「チョイ足しでおいしいご飯が炊ける」というオイシイ話が溢れています。
チョイ足しするだけでお米がおいしくなるなら、1回ぐらい騙されてやってもいいわ!試してみるしかない!
ということで、インターネット上から、情報を集めてみました。 チョイ足しすると美味しくなる素材としては、主に以下のものが挙がっていました。
・ 蜂蜜
・ だし昆布
・ 氷
・ 備長炭
・ オリーブオイル
・ にがり
・ 大根おろしのおろし汁
・ 砂糖
・ 塩
お米に味付けしてしまうような、蜂蜜・だし昆布・オリーブオイル・大根おろし・砂糖・塩の皆さんには、お休みいただき、今回は、氷・備長炭・にがりをチョイ足ししてみようと思います。果たして、この「チョイ足し炊飯」でお米はおいしくなるのでしょうか!?待ってろ、私のツヤツヤの銀シャリ〜!
それでは、早速チョイ足し炊飯にトライしてみたいと思います。
*30分水道水に浸けた無洗米に、
A 水道水のみ(チョイ足しなし)
B 氷(氷と水で通常の水分量)
C 備長炭
D にがり(1合あたり2滴)
をチョイ足してから、炊飯開始。 そして待つこと1時間。お釜の蓋をあけるとそこにあったのは・・・!
それでは、まずA〜Dのそれぞれ観察した結果をレポートします。
A:水道水のみ 炊き始めてから20分ほどで、よい香りが漂い始めました。ミルキーホワイトの粒は平たくてベタついた感じ。ふっくら・モチモチ感はなし。糸を引くほどの粘りがありました。
B:氷 炊飯中の香りはAに比べて少なかったにもかかわらず、炊き上がってびっくり!ツヤツヤピカピカ、お米一粒一粒がしっかりと立ち、ふっくらしています。Aほどの粘りはありませんが、モチモチとした弾力があります。釜にはパリパリの糊がたくさん付いていました。
C:備長炭 炊飯中の香りはあまりなかったです。色は暗い白。少し黒ずんだかもしれないです。お米一粒一粒はしっかり膨らみ、噛み応えがありました。粘りは少なめです。
D:にがり こちらも炊飯中の香りは弱めでした。お米は膨らんでいるものの、立ってはいません。Aほどではありませんが、少し糸を引く粘りがあります。見た目はAに近く、食べた後に、舌にまとわりつく味がわずかに残りました。
これらを総合すると、個人的には、Bの氷のチョイ足しが一番美味しいと感じました。