9月27日に放映された「PEOPLE MAGNET TV」(日本テレビ系全国ネット)。ここにクックパッドで大人気の勇気凛りんさんとHIROマンマさんが登場しました。彼女達が挑戦した絶滅危機食材レシピとは?
「アイデアが世界を変える。カッコいい社会貢献!」をキャッチコピーに、世界中の様々な課題に対して、「知ること」「つなげること」ために様々なメディアを通じて展開する社会貢献プロジェクト「PEOPLE MAGNET TV」。この番組が9月27日10時半〜放送されました。その中のテーマの1つ「絶滅危機食材」。日本の伝統的な食材で生産量および消費量が減少している食材のことを指しています。
今回この番組に登場したのは、クックパッドで大人気の勇気凛りんさんとHIROマンマさん。そして二人が注目したのは、北海道産の八列とうもろこし。北海道開拓時代には、この粉を粥にして冬場をしのいだという歴史ある品種です。市場に出回っているスイートコーンに比べて穂が長く、実も大きく、硬め。粒の列が八列あることから「八列とうもろこし」と呼ばれているのだとか。 この八列とうもろこしをおいしく食べられるレシピを、二人が開発しましたよ。
「これは八列とうもころしを乾燥させて粉にしたものに、強力粉、たまごを加えてオーブンで焼いたもの。八列とうもころしは収穫後堅くなりやすいため、粉にして使うレシピにしたかったんです。粉にすれば、おいしいまま流通できるのもいいですよね。ブレッドにすると八列とうもころしの香ばしさを生かせるんですよ」(勇気凛りんさん)
「八列とうもころしは、甘すぎなく香ばしいのでそれを活かして佃煮にしました。八列とうもころしは堅くなりやすいので、手早く火を通して下処理をしています。甘辛くてごはんと相性いい佃煮。家族や旦那さんの反応もよくて、佃煮なので保存にもよく、お弁当にもぴったりです」(HIROマンマさん)
この八列とうもろこしは、このままだと絶滅の恐れがあるという希少な在来種。収穫後2日で堅くなってしまうため、既存の流通では販売しにくいということでなかなか目にすることが少ないかもしれませんね。 このようなおいしい食材なのに絶滅の恐れのある在来種を、NPO団体・スローフードジャパンは「味の箱舟」として認定し、これらの食材の生産や消費を守り、地域における食の多様性を守るための活動をしています。現在、日本では25の希少食材が登録されています。
食とは、地域の人々の生活や文化にしっかり根付いたもの。そしてその地で育まれた食材もまた、その地域の文化・歴史でもあります。それらの食材を上手に料理に取り入れて、おいしく食べることも、私たちが伝統の食文化を守ることの1つ。これからの未来のために、少しずつでもできることを始めていきたいですね
日本テレビ開局60年特別プロジェクトとして始まった「PEOPLE MAGNET TV」は、『アイデアが世界を変える。カッコいい社会貢献』をキャッチコピーに、世界のセレブが取り組む活動や社会を変える面白いアイデアなど、新しい形の社会貢献を提案する番組。中田英寿さん、伊勢谷友介さんらさまざまな著名人からのメッセージもたくさん。 詳しくはこちらから