親子のコミュニケーションに「料理」は最高のツール！楽しく続ける“週末パパごはん”のススメ

ーー休日の昼と晩の料理当番を担当し、お子さんたちに食事を用意されているというマッチ擦るつかのまさん。そもそも料理を始めたきっかけや、レシピ投稿を始めたきっかけはあるのでしょうか？

料理を作り始めたきっかけは、3人いる子ども達が多感な年頃になって、お父さんなんて！とならないように、歓心を買うためでした（笑）。子どもたちが物心つく頃から休日の料理はすべて僕が作っています。胃袋をガバナンスしたおかげで、反抗する子はおらず、子ども達との関係は良好です。

レシピをクックパッドへ投稿し始めたきっかけは、大学生になった長女から「お父さん、料理得意だからクックパッド始めたら！」と勧められたからです。試しに投稿してみたら、すっかりハマってしまい、今では300品以上のレシピがあります。

ーープロフィール欄に「下の子が二十歳を過ぎ、みな独立したら料理を作る張合いがなくなるのでは、と心配しています。」とありますが、現在のご家族のご状況を教えていただけないでしょうか？

三番目の次男が今春就職し、子育ては一応卒業しましたが、長男・次男共に家から通える職場なので、料理は作り続けています。長女が今年から同棲を始め、今は彼氏のために僕のレシピをセッセと作ってくれています。作った料理を写真に撮って、僕につくれぽを送ってくれたりもするんですよ。
子どもたちに用事があって夫婦二人だけの時も、休日の昼食・夕食は僕が作りますが、圧倒的に量が減ります。昼食に二人で鯵の開きを一枚、明太子とお味噌汁とご飯を一膳ずつで済んでしまうので、子ども達が独立したらエンゲル係数がびっくりするほど下がるだろうと予測しています。

ーー娘さんとのつくれぽでのやり取りに仲睦まじさが現れていて、心がほっこりしました！これまでご家族に作ってきた料理の中で、好評だったレシピを教えて下さい。

今回のインタビューに際して、家族のLINEでみんなのお気に入りレシピを確認したところ、下記3点の推薦がありました。

この中だと、結婚する前から作っていた「冷蔵庫掃除のピッツァヨラ」は僕自身も気に入っています。

ーーお刺身を使ったおつまみに、冷蔵庫の食材で作れるおかず、見た目も豪華なラザニアと幅広いバリエーションですね！このほかにも、ご自身のお気に入りレシピはありますか。

僕と次男は偏食なし、妻は豚肉と肉の脂身が苦手、長女と長男はトウモロコシなど、少し苦手な食材があります。家族5人が揃った食卓は圧倒的にパスタが登場する機会が多いんです。ですから投稿しているレシピもパスタが多いんですが、中でも一番は期せずしてあれよあれよとアクセス数・つくれぽが伸び、雑誌などにも掲載していただいたたペスカトーレのレシピです。

次に、もやしのひげ根を取るだけのふざけた投稿にもかからわず、面白がってくれた人が多いこちらのレシピも気に入ってます。

ーー子どもが生まれて料理を始めたけど好きになれない、ごはん作りが億劫…という方にむけて、料理を楽しく続けるためのコツがあれば教えて下さい。

僕が変わっているのかもしれませんが、僕にとっての料理は男子がプラモデルに夢中になるのに近いものがあります。
何かを作るために食材を買って帰ることはイベント等以外はないので、週末妻が用意した冷蔵庫の材料を眺めて昼晩昼晩と四食何を作ろうかと考えることが楽しいのです。
また四食作り終えた後、冷蔵庫が空に近い状態になっていることに、相当な満足感を覚えます。

ーー冷蔵庫の食材を上手に使い切ることをゲームのように楽しむことが大切なのですね！マッチ擦るつかのまさん、貴重なお話ありがとうございました！

レシピの隅々にご家族との仲睦まじいエピソードが垣間見えるのが魅力のマッチ擦るつかのまさんのキッチン。家族に休日ごはんを作る姿は会社の部下の方々にも尊敬されており、今年、お勤め先のイオングループで「イクボス賞」を受賞されたそう。家族に何を作ろうか悩んだらぜひ一度キッチンを覗いてみてください♪