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今年こそ“お金が貯まる家計”を作る!賢く貯めるプラン作りの秘訣

丸山晴美

調理師資格を持っている食費節約が得意なFPです。

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに、家計管理のコツや食費節約の方法を教えていただきます。お金がなかなか貯まらない…とお悩みの方も、このレッスンで丸山流節約術を学んで、貯め上手・遣い上手になりましょう!

2020年の新年を迎え、今年こそは上手にやりくりをしてお金を貯めるぞ!と気持ちを新たにしている方も多いかと思います。しかし、毎年同じような気持ちをもって新年を迎えても、年末になるとまた来年…となっている方が多いのも現実です。そこで今回は、お金が貯まる家計を作るプラン作りの秘訣をご紹介します。

ステップ1:目標を決める

「年100万円貯める!」といった目標を立てる方法がありますが、この数字だけの目標金額は実現可能性が低くなってしまいがちです。なんとなく100万円を貯めたいのではなく、「年末の家族旅行のために100万円を貯める!」と、100万円を貯めて何をしたいかを決めましょう。もちろん、お金を貯める目標は例に挙げた旅行だけではありません。教育資金や老後の蓄え、住宅購入資金やリフォーム費用などその家庭ごとに必要となるお金の用途は異なるでしょう。新年に1年の目標を決めるということは、改めてその家庭のお金を考える良い機会なのです。

ステップ2:貯める手段を決める

貯める目標を決めて満足してはいけません。目標を達成させるための具体的な方法を考えましょう。旅行を例にした場合、毎月いくら積み立てをするのか、それともボーナス加算をするのかといった貯蓄プランを立てます。積み立てる方法は、定期積立にするのかそれとも航空会社や旅行会社の旅行積立を利用するのかなどの貯める手段を考えて、ベストだと思われる金融商品に申し込みをしましょう。これが老後の資金であれば、個人型確定拠出年金のiDeCo(イデコ)などを検討することになるでしょう。貯める方法が決まったら、早めに手続きをするのが、賢く貯めるプラン作りには欠かせません。

ステップ3:目標を実現させる

目標と目標金額、貯める手段が決まれば、あとは実現化に向けて動くことです。目標が旅行であれば、パンフレットを取り寄せたりネットで情報を調べて、旅行先を決めましょう。予算の中で、人数や旅行日程によって、格安プランを探すなど実際にその目標に向けて動くことが大切です。こうすることで、日々のやりくりにもメリハリが生まれてくるでしょう。目標にはいろいろとその家庭によって異なりますが、その中でもご自身もしくは家族が楽しめるような「遊び」の部分を持たせるとよいでしょう。

年始の目標が年末には具体化され、2020年が有意義に過ごせたと思えるようなプランをぜひ立ててみましょう。

丸山晴美さん

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>

執筆者情報

丸山晴美

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。

資格

節約アドバイザー、FP、ファイナンシャルプランナー(AFP)FP技能士2級、消費生活アドバイザー、調理師、宅建士(登録)

webサイト・SNS情報

公式HP:らくらく節約生活 https://www.maruyama-harumi.com/
ゆとりうむプロジェクト理事https://yutorium.jp/

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