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コラム

【1人前124円】誰も気づかない!アレでふわふわジュワ〜な絶品鶏むね唐揚げ

よちよちよ

節約かさまし料理家。どんなお料理も2.5倍にかさまし!

【なんでも2.5倍にします!よちよちよの「かさまし」レシピ】クックパッドアンバサダーで節約かさまし料理家としても活躍する「よちよちよ」さん。あっと驚く節約マジックを使って、どんなお料理も2.5倍にかさまし!よちよちよさんが「アイデア一つで節約が劇的に楽しくなる」レシピを教えてくれます。

\なんでも2.5倍に増やします!よちよちよです/
本日も節約・かさましお料理マジックをご紹介!

今回は唐揚げレシピです。
唐揚げ一人前はもも肉一枚(おおよそ250g)を使うのが一般的です。つまり、鶏もも肉だけで満腹になるよう5人前を作ると1600円以上の材料費がかかります。
それに対し、かさましマジックの手にかかれば5人前を約620円で作ることができます。
なんと、1人前124円!そんなのあり得ますか?満足に食べられる上に鶏もも肉に比べてコスパの良さは2.5倍以上ですよ?
ちなみに、よっちの住む山陰地方では50円台で鶏むね肉手がに入るので、さらにコスパ良く作れます!

今回のタネあかしも目から鱗ですよ。それではマジックショースタート!

鶏むね肉のパサパサ、心配ご無用

まずはタネあかしの一つ目。
胸むね肉2枚を用意します。
この時点で「え?パサパサするじゃん?」と、思われる方も多いと思います。「心配ご無用!」
驚くほど柔らかく、ふわふわになりますので最後まで安心してみてくださいね!

それでは、マジックの続きをいきましょう。
皮ごと粗いみじん切りにします。鶏皮を入れることでジューシーな味わいに仕上がりになりますよ。また、ひき肉を使っても良いですが、包丁で切った方がゴロゴロ食感もあり、噛めば噛むほど旨味も出てきます。

何事も休息が大切

続いて、二つ目のタネあかし。
細かく切った薄揚げ、手でちぎった厚揚げ、卵、薄力粉、片栗粉、鰹節、白だし、顆粒だし、酒とみりんを丈夫なビニール袋へ入れます。
「え?待って。厚揚げに薄揚げ?調味料おかしくない?」想像つきませんよね。大丈夫です。厚揚げと薄揚げのまたの名はキツネさん。面白いものに化けてくれます!
そして、ふんだんにだしを使ったありそうでなかったこの味も、食べた人に癒しを与えてくれるので乞うご期待。

ビニール袋に空気を入れながら大きく全体を混ぜ合わせます。この時、厚揚げは粉々になっても大丈夫です。
空気を抜き40分以上冷蔵庫に入れて待機をします。

それでは揚げていきます。小さなフライパンに高さ1センチほどの油を入れて温めます。肉のタネをスプーンですくい、形を軽く整え、もう一つのスプーンですべらすように油の中へ入れていきます。
160度の油でじっくりと両面を揚げたら完成です。

口いっぱいに広がるジュワ〜

みてくださいこの量を!唐揚げタワーを!胸肉2枚だと想像つきますか?ごろごろ大きめの唐揚げが35個もできました。

驚くのは見た目だけじゃない!かさまし食材が鶏むね肉にカモフラージュされ、ふわふわと弾力感が生まれます。
また、ありそうでなかったこの優しい和風だし味も一つの魅力!薄揚げと厚揚げに肉の旨みとだし風味が吸収され噛むとじゅわ〜と、肉汁が口いっぱいに広がるのです。さすがキツネさんですよね。
正直、作っている本人もキツネさんがどこへ入っているのかわからないほど鶏むね肉となじんでいました。

食後、家族に「あの唐揚げは鶏むね肉だったよ」と、いうと「嘘をついてるでしょ?そんなわけない」と、まるで鶏もも肉であることを疑わない夫。うちの唐揚げは今後も鶏むね肉でいこうと心に決めた瞬間でした。

冷めてもおいしいのでお弁当にも最適です!これからは運動会や遠足シーズン。気合いを入れなきゃ!と、ついつい食材費にお金を使いがち。そんな時にはぜひかさまし鶏むね肉唐揚げを作ってみられてはいかがでしょうか。節約と思えないほどのおいしさと感動が待っていますよ。

※調味料、乾物などの常備品などの食材費は含まれておりません。
※1人前あたりの材料費は、家族構成が5人の想定で換算して記載しています。
※鶏もも肉、鶏むね肉は関東地域のネットスーパーの平均的な価格より算出しました。
※食材の情報は2024年5月現在もので、地域や店舗により価格や販売状況が異なります。

執筆者情報

よちよちよ

節約かさまし料理家。子どもの偏食がきっかけで、魚や野菜などの苦手食材を活用した"かさまし料理"をはじめる。「なんでも2.5倍に増やします!」を合言葉に家族が大満足するボリューム節約料理を教えてくれます。NHK BS放送「キッチン・バトルロワイヤル」などに出演。

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