日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
クックパッドでは毎年、翌年にブームになりそうな料理や食材を選出する「食トレンド予測」を発表しています。今回は「食トレンド予測2024」ではお伝えしきれなかった、2024年上半期の食トレンドをタイムリーにお届けします!
にんじんをたっぷり使ったキャロットケーキ。実は2019年ごろからクックパッドで検索頻度が高まっています。
2011年、パリに本店をもつオーガニックカフェ「ローズベーカリー」が東京に初上陸しました。現地で絶大な人気を誇るキャロットケーキが紹介されたことをきっかけに、そこからベーカリーやカフェでじわじわと広まり定番メニューになると、スパイス配合や型などのアレンジが多様化。
ここ数年は健康志向の高まりや、スコーンに続くヌン活・イギリスティーカルチャーの流れで、大注目されているスイーツなんです。
韓国のカフェでもキャロットケーキは定番になりつつあります。フロスティングの上ににんじんの形のデコレーションがされたSNS映えするものが人気です(写真3枚目)。
キャロットケーキはイギリス発祥のお菓子です。まだ砂糖が貴重だった16世紀に砂糖の代わりとしてにんじんが使われるようになり、17〜18世紀ごろに今のようなケーキになったと言われています。
第二次世界大戦中に配給制になり、砂糖の供給が制限されたことで、キャロットケーキをはじめとしたにんじんを使ったお菓子が再び家庭で作られるようになりました。
その後キャロットケーキはイギリスからアメリカに渡り、その際に上にフロスティングをかけたものが提供されました。1970年代になると人気が出て、「流行」のスイーツに。アメリカンスイーツの定番となり、現在も愛されています。
キャロットケーキはスパイスをどれくらい効かせるか、バターかオイルかを使うかなど、ひとくちにキャロットケーキといっても、それぞれの違いが楽しめるのが人気の理由のひとつ。
キャロットケーキを「キャロケ」、有名店を食べ歩いたり、キャロットケーキを焼くことを「キャロ活」と呼ぶ愛称も生まれ、日々たくさんの投稿がインスタグラムを中心にアップされています。
キャロットケーキの専門店がオープンしたり、キャロットケーキだけのレシピ本が発売されたりと、ブームはますます広がりを見せています。
クックパッドでは定番レシピから、パイナップルを加えたレシピ、米粉で作るレシピまで多種多様なレシピが投稿されています。おうちで気軽に作れるので、ぜひおうちで「キャロ活」してみては?
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