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コラム

オクラでヤセ体質に!?夏ダイエットには「腸活スープ」がおすすめ

全身の健康と美をつかさどるのが“腸”。「やせたい、キレイになりたい、心身ともに元気になりたい!」そんな願いをかなえるには、腸をキレイに元気に保つのがいちばんの近道なんだとか。そこで今回は、腸活のスペシャリストである小林弘幸医師が監修した『腸を育てればヤセ体質になれる! 小林式・腸活スープ』(扶桑社)より、ダイエットをサポートしてくれる腸活スープレシピを少しだけお届けします。

腸は第二の脳! 腸の健康が、太りにくい健康な体をつくる

健康や美容をつかさどるキーワードとして、ブームを超えて今や常識ともいえるのが、腸活。腸は第二の脳ともいわれ、免疫システムの司令塔です。腸が健康だと食べたものの消化吸収がスムーズに行われ、栄養たっぷりの良質な血液がつくられます。さらに、腸がその血液を全身の細胞すみずみまで送り、新陳代謝もアップ。美容やメンタルにも腸が大きく関わって、太りにくくなるだけでなく、全身の健康につながるのです。

知っておきたい! 腸活のメリット5つ

・免疫力アップ
人間の免疫細胞の約70%が腸に存在し、血液にのって全身を巡り、威力を発揮。つまり、腸の健康こそが免疫力の要なのです。

・美肌になる
健康な腸は栄養満点のキレイな血液をつくり、全身の細胞へ送る働きが。肌にも栄養が行き渡り、トラブルのない美肌に導きます。

・ヤセる
腸の働きがスムーズだと、体内の老廃物がしっかり排出されて新陳代謝が活発になり、ヤセ体質に。ポッコリおなかやむくみも改善。

・便秘解消
健康な腸は蠕動運動が活発で老廃物などを便にしてどんどん排出。便秘が解消されるとポッコリおなかがスッキリし、やせやすい体に。

・心が元気になる
幸せホルモンといわれるセロトニンなど、感情や気分に関わる物質がつくられるのも、腸。心の元気には、腸の健康が不可欠です。

腸活をムリなく続けられて効果バツグンなのが、腸活スープ!

腸活食のポイントは3つ。第1に、善玉菌のエサになり、腸内の掃除をして便をつくる食物繊維をたっぷりとる。第2に、善玉菌を活性化させるヨーグルトや納豆、漬物などの発酵食品と、酢やみそなどの発酵調味料をとり入れる。第3に、腸を温めるものをとる

スープなら、この条件を1品で簡単にクリアでき、具に肉や魚介、乳製品、大豆製品など、体をつくるベースとなるタンパク質を加えれば栄養バランスも完璧です。さらに食べる順番をスープファーストにすると、たっぷりの食物繊維が血糖値の上昇をゆるやかにし、腹もちがいいので食べすぎも防止。ダイエット効果が期待できます。おいしいスープを食べて、心身の健康とキレイを手に入れましょう!

腸活スープには欠かせない!腸活に効く2大食材

腸活食の要になるのが、腸の善玉菌のエサになったり便通を整える食物繊維と、善玉菌を増やす発酵食品。働きの異なる2大食材を組み合わせて、毎日こまめにとることで、腸はどんどん元気に!

食物繊維

腸に効く栄養素としていちばんに挙げられるのが、食物繊維。野菜、キノコ、雑穀、豆、海藻などの植物性食品に含まれ、腸内で水分や老廃物を取り込んで便通を促進したり、善玉菌のエサになって腸内環境を整える働きが。15〜64歳の女性の摂取目標量は18g以上※ですが、現代人は不足しがち。毎日積極的にとり入れて。
※ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2020年版)

発酵食品

代表的な納豆や漬物、ヨーグルト、チーズのほか、みそやしょうゆ、酢などの調味料も発酵食品。腸内の善玉菌を増やす乳酸菌などがたっぷり含まれ、腸の働きを活性化します。一度にたくさんとるより、毎日少しずつでも多種類の発酵食品をとり入れることで、腸活パワーが倍増します。

旬のオクラで! 腸活スープレシピ

食物繊維たっぷりの食材や発酵食品をふんだんに使い、肉や魚介類、大豆製品などで良質なタンパク質もしっかりとれる具だくさんスープは、栄養バランス抜群!1品でおなかいっぱいになるから、ダイエットにもぴったりです。

今回は、数多くある腸活スープレシピの中から、これから旬を迎える「オクラ」を使ったレシピを2品紹介します。

オクラのここがすごい!
ネバネバの正体は豊富な食物繊維。腸内の老廃物を吸着したり、免疫力アップにも働く腸活食材です。オクラのネバネバ成分は善玉菌のエサになって腸内環境を整えます。

本文は『腸を育てればヤセ体質になれる! 小林式・腸活スープ』(扶桑社)より一部抜粋・編集しています。

画像提供:Adobe Stock

監修者メッセージ

腸は第二の脳ともいわれ、免疫システムの司令塔。腸が健康だと食べたものの消化吸収がスムーズに行われるほか、美容やメンタルにもよい影響があります。
腸内環境を整えるには、第1に、善玉菌のエサとなり腸内の掃除をして便をつくる食物繊維をたっぷりとる。第2に、善玉菌を活性化させるヨーグルトや果物、漬物などの発酵食品と、酢やみそなどの発酵調味料を取り入れる。第3に、腸をあたためるものをとることがポイント。これらはスープで効率よく摂取するのがおすすめです。具にタンパク質を加えれば、さらに栄養バランスも完璧に。
忙しくて料理の時間がとれないときは、下処理済みの大根やニンジンほか、もずく、納豆などの市販の食材を活用しましょう。また、食事の時間が遅くなったら、量を少なくする、野菜中心のスープにすることを意識してください。

書籍紹介

『腸を育てればヤセ体質になれる! 小林式・腸活スープ』(扶桑社)
腸内環境を整えて体すっきり!
腸活のスペシャリストが教えるスープレシピ

「第二の脳」とも言われる腸。ダイエットや美容のほか、心身の健康にも欠かせないのが腸の健康です。腸を元気にするには、善玉菌を優勢にして活性化させる食事をとることが第一。「それを手軽にかなえてくれるのが、スープです」と腸活のスペシャリストである監修の小林弘幸先生は言います。
本書では、腸活食材である「食物繊維」と「発酵食品」が無理なくたっぷり食べられる腸活スープ、109レシピをご紹介。ひと皿で満足の「具だくさんスープ」、時間がないときに便利な「下味冷凍スープ」、みそ玉を仕込んで手軽につくれる「腸活みそ汁」、朝食やひとりランチにぴったりの「レンチンスープ」など、腸内環境がみるみる整うレシピが満載です。

<腸活スープのメリット>
(1)食物繊維や発酵食品などの腸活食材が一度にたっぷり取れる
(2)腸を温めて働きを活発にする
(3)1品で栄養バランス完璧
(4)食べる順番をスープファーストにすることでドカ食いを防止

[CONTENTS]
Part1 1品で大満足 具だくさんの腸活スープ
Part2 冷凍でうま味がアップ! 下味冷凍の腸活スープ
Part3 発酵パワーが効く みそ玉の腸活みそ汁
Part4 あっというまに完成! ひとり分のレンチン腸活スープ

※本書は2021年1月に発売した『本当にやせたいのならこのスープを毎日飲んでください』を再編集し、新たにレシピを追加したものです。

監修者紹介

小林 弘幸(こばやし ひろゆき)
順天堂大学医学部教授/日本スポーツ協会公認スポーツドクター。 順天堂大学に日本初の便秘外来を開設した腸の名医。自律神経研究の第一人者でもあり、プロスポーツ選手、文化人のコンディショニ ング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医師が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム刊)、『はじめる習慣』(日経ビジネス人文庫) などベストセラー多数。

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