2014年、塩レモンやココナッツオイルなど、数多くの新たな食品に注目が集まりましたが、ドリンクでは「アーモンドミルク」も話題になりました。国内メーカーからも発売され、手に入りやすくなったことで、2015年はさらに注目があつまる可能性が!そこで、クックパッド編集部では「アーモンドミルク」について、みんながギモンに思っていることを、西邨(にしむら)マユミさんにきいてみました!
マドンナのプライベートシェフを務めた経験を持ち、マクロビオティクス・コーチとして活躍する西邨マユミさん。クックパッド話題のキッチンでもキヌアやチアシードなど話題の食材を使ったレシピを数多く投稿しています。もちろんアーモンドミルクも数年前から食生活に取り入れていたんだとか。まさにアーモンドミルク達人といえそうです。
ー 海外セレブがこぞってアーモンドミルクを飲んでいると最近よく耳にするのですが…。
「アーモンドミルクは、数年前からセレブや食事に対する意識の高い人たちの間で、飲まれはじめました。セレブ達にとって、最も大切なのが「見た目の美しさ」。肌のハリや体型の維持は彼らの仕事に直結しますよね。だから、毎日の食事で栄養はしっかり摂りながら、できるだけカロリーは抑えたいというニーズがとても高いんです。また、欧米人は日本人に比べて太りやすい人が多いため、ローファットでローカロリーという特徴をもったアーモンドミルクに注目があつまったのは、自然な流れかもしれません。今では、アメリカのスーパーには、たくさん種類のアーモンドミルクが売られていて、特別なものではないんですよ」
ー ローファット・ローカロリーなアーモンドミルクを楽しむには?
「クセがなくそのままでも飲みやすいのもアーモンドミルクの特徴のひとつです。私はコーヒーに入れて飲むことが多いですね。野菜たっぷりのスムージーにくわえれば、アーモンドの栄養素を丸ごといただけます。また、牛乳や豆乳のかわりにパンケーキやフレンチトーストにつかう人も。和風スイーツにつかうなら、寒天や葛との相性がよさそう。アーモンドミルクを使えば、杏仁豆腐のような風味のスイーツが簡単にできそうです」
牛乳と同じ感覚で色々なメニューで気軽に楽しめばいいんですね!
ー この季節ならではのアーモンドミルクの楽しみ方はありますか?
「寒さも厳しくなってきたこの季節に、アーモンドミルクを料理に取り入れるなら、シチューや鍋がおすすめ。最近は牛乳や豆乳をつかったスープも一般的になりましたが、加熱するときに分離してしまうことがありますよね。でも、アーモンドミルクは脂肪分が少ないので、分離しにくいという特徴があります。鍋料理にはアーモンドミルクの方が使いやすいかも。しゃぶしゃぶにして、つけだれにアーモンドミルクを利用するなどアイデアをどんどん広げてください」
ー 新しい食材を食生活に取り入れる時に心がけたいことはありますか?
「無形文化遺産にも登録された和食は、一汁三菜という献立の中で、さまざまな食材をバランスよく食べる点が評価されましたよね。これは美容やダイエットという観点からも、非常に理にかなった食生活なんです。アーモンドミルクなどの新しい食材を取り入れる時にも同じこと。健康にいいからといって偏ってそればかり食べたり、食べすぎてはダメ。自分の身体の声に耳を傾けながら、少しずつ取り入れることが大切です。新しい食べ物は食生活に新たな発見を与えてくれる起爆剤。楽しみながら上手に取り入れていきたいですね」
西邨さんありがとうございました!いま大ブームを予感させるアーモンドミルク、皆さんも是非、楽しんでみてくださいね。
『食で健康、そして世界平和』がモットーと
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