スマートフォンやタブレットなどで音楽や動画を楽しむことが増え、日常的にイヤホンを使っているママも多いのではないでしょうか?日本小児科学会によると、イヤホンの誤飲による乳幼児の事故が起きているそうです。
11か月の子がイヤホンの部品を誤飲した。スピーカーの網部分が食道に滞留したため全身麻酔をして、内視鏡により摘出した。
9か月の子が破損したイヤホンを手に持っていたので、念のため受診したところ、金具部分が食道にあるのが発見され、バルーン・カテーテルで除去した。
イヤホンは鋭利な物ではないため、危険な物という認識があまりないことが落とし穴になっているのかもしれません。ダイニングテーブルにスマホと一緒にイヤホンを置いておいたら、赤ちゃんがコードを引っ張ってしゃぶっていた。買い物から帰ってそのままにしていたバッグの中から、赤ちゃんがイヤホンを取り出してなめていたなどヒヤリとしたことはありませんか。赤ちゃんが口にしているうちにパーツが取れたりして誤飲する可能性があります。特にスピーカーの網部分は、繊維が引っ掛かって食道の粘膜を傷つけるおそれも。イヤホンも赤ちゃんの手が届かないところへ置くよう気をつけましょう。
東京消防庁ではトイレットペーパーの芯(39mm)を通ってしまうものは、乳幼児が飲み込んでしまう可能性があるとしています。家にあるどんなものが誤飲の可能性があるのか確認してみましょう。また、誤飲の発生時間は夕方から夜にかけてがピーク。夕食の支度や食器洗いなど、家事で赤ちゃんから目を離すときには、手の届く範囲に誤飲してしまうようなものがないかを確認してください。
消費者庁ーイヤホンの誤飲に注意!食道の粘膜を傷つけるおそれも!!
東京消防庁ー「乳幼児の誤飲や窒素に要注意」
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