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インタビュー

インスタントコーヒーを使うのがポイント!自宅で絶品「アイスカフェオレ」の作り方

暑い夏、喉を潤すためにアイスコーヒーやアイスカフェオレを飲む機会が増えますよね。カフェで涼みながら飲むのもおいしいですが、暑い日はおうちの中で涼んでいたい……。そんな方のために、インスタントコーヒーで作る、手軽でおいしい「アイスカフェオレ」の作り方を、バリスタの山口誠一郎さんに教えていただきました。

コーヒーデビューはブルーマウンテン

――コーヒー豆のプロデュースなどで活躍されている山口さんが、コーヒーの道に進まれたきっかけを教えてください。

僕が生まれ育った池袋という街には、有名な喫茶店がたくさんあるんです。コーヒー好きの母に連れられて、子どもの頃から喫茶店に通っていました。僕のコーヒーデビューは、ブルーマウンテン。苦いとかまずいという感覚はなく、「おいしい!」と感じたことを覚えています。そこからどんどんコーヒーの世界にのめり込んでいきました。

――小さな頃から身近にあったコーヒーがお仕事につながったんですね。

さまざまなコーヒーを飲んで、味の違いについて調べていたら、使われているコーヒー豆がそもそも違うということを知りました。ひと言でコーヒーと言っても、その種類は無限で、そういうことをブログで発信したいと思ったのが今の仕事につながる最初のきっかけかもしれません。18歳でヨーロッパに渡ってバリスタとして働き、日本に戻ってからはコーヒー豆や器具のプロデュースなどに関わっています。

インスタントコーヒーの特徴

――今回は、インスタントコーヒーを使ったカフェオレの作り方を教えていただくのですが、その前にドリップとインスタントの違いや特徴を簡単に教えてください。

ドリップコーヒーは、コーヒーの豆をミルで挽き、お湯を注いで抽出したもの。インスタントコーヒーは、粉にお湯を注いでそのまま飲めます。

もうひとつ、ドリップとインスタントの大きな違いは、使うコーヒー豆が違うということ。ドリップは主にアラビカ種という品質の高いコーヒー豆を使い、インスタントは主に、アラビカ種と大量生産できるロブスタ種という豆をブレンドしているんです。

インスタントコーヒーの中でも大きくわけると2種類あり、ドリップしたコーヒーの液体を凍らせたものを砕いた「フリーズドライ」タイプと、熱風を当てて乾燥させた「スプレードライ」タイプがあります。一般的にはフリーズドライタイプの方が、熱を加えていない分風味が飛んでいないのでおいしいと言われています。

自宅で楽しむカフェオレの作り方

――カフェオレを作る場合はどちらが向いていますか?

カフェオレには意外なことにドリップよりも、インスタントの方が合うんです。インスタントならではの土っぽさと言いますか、独特の風味がミルクと合わせた時に生きるんです。今回のレシピは、フリーズドライでもスプレードライでもどちらでもいいので、お好みのインスタントコーヒーを使ってください。僕が個人的におすすめするのは、『ネスカフェゴールドブレンド』です。

カフェオレの作り方

1. ティースプーン山盛り2杯のインスタントコーヒーをマグカップに入れる
2. 1のコーヒー豆にかぶるくらいの水をいれる
3. 電子レンジ600Wで30秒加熱する
4. 待っている間に、グラスに氷と牛乳を150㏄入れる
5. 3をよく混ぜたら、4に入れて完成

――このレシピのポイントを教えてください。

ティースプーン2杯分のインスタントコーヒーを使うことで、味が強まりエスプレッソのようになることで、カフェラテに近い味に仕上がります。さらに、レンジで温めることでコーヒーの香ばしさが増します。これは、焦げる寸前まで温めるイメージ。スモーキーな味がお好みの場合は、加熱時間を40秒にしてもOKです。以前は、フライパンで炒って風味を出していたのですが、もっと手軽に作れるようにレンジで挑戦しました。

――甘さをプラスしたい場合は、どうしたらいいですか?

砂糖よりはちみつがおすすめです。ティースプーン2杯のコーヒーを温めたところに、はちみつ(大さじ1)を加え、かき混ぜてからミルクに入れると味にムラが出ません。

――使う牛乳でおすすめのものや、豆乳などを使ってもいいですか?

牛乳は成分無調整牛乳がおすすめです。無脂肪乳だとミルクの風味が弱くなってしまい、コーヒーの味が強く出過ぎてしまいます。濃い目の「4.0」と表記されているものがおすすめです。また、アーモンドミルク、豆乳、オーツミルクとも相性が良いので、お好みのミルクを使って作ってみてください。

――ちなみに、カフェオレとカフェラテの違いってなんですか?

カフェラテは、エスプレッソにミルクを加えて作ったもの。カフェオレは、コーヒーにミルクを加えて作ったものです。普段あまり違いを意識することはないかと思いますが、実は、使うコーヒーの種類、味の濃さ、作り方、全てが違います。家で作る場合はカフェオレが作りやすいですね。

コーヒーの沼へようこそ!

――最後に、山口さんが考えるコーヒーの魅力や楽しみ方を聞かせてください。

コーヒーの世界って沼なんですよ(笑)。こだわり始めたらキリがない。今は、コーヒーの器具にまで手を出して、生豆を買って焙煎もやっています。世界で1番おいしいと言われているバリスタの焙煎したコーヒーを取り寄せたりもしていて、本当に楽しみ方が無限です。

コーヒーの味わい方は人それぞれなので、自分がおいしいと思えばなんでも良いと思います。コーヒー豆だけではなく、ドリップの仕方でも味が変わるので、ご自身にあった方法でコーヒーを楽しんでみてください。

(TEXT:上原かほり)

画像提供:Adobe Stock

取材協力

山口 誠一郎(やまぐち せいいちろう)さん ブロガー/バリスタ イタリアでバリスタとして従事した後、コーヒー豆やコーヒー器具をプロデュース。コーヒー豆のレビューなどをブログで発信。

●webサイト
Y.coffee and sweets(山口的おいしいコーヒーブログ)
月間200万人が利用する日本最大級のコーヒー関連サイト。通販で買えるおいしいコーヒーの紹介や、コーヒーメーカーなど器具のレビュー、各地域にある魅力的なカフェの紹介などをしています。