シュウマイの上にのっていたり、炒飯に入っていたりする緑色の豆。これってなんだか知ってる? そう、グリーンピースだね。
缶詰や冷凍食品で一年中食べられるけれど、じつは今の季節がたくさんとれるんだ。とれたての野菜はやっぱりおいしい。いつもは苦手でも挑戦してみよう。
グリーンピースのほかにも、さやえんどうやそら豆など豆の仲間も今がおいしい、つまり旬なんだ。
“えんどう”っていう植物があるんだ。このえんどうは、いろいろな豆のもとになっているよ。
これがグリーンピースのなっているところ。
グリーンピースは、えんどうの“豆”がまだ柔らかいときにとったものなんだ。
これがさやえんどうのなっているところ。
さやえんどうは、えんどうの“さや”が若くて柔らかい状態のときにとったもの。まめを包んでいる緑色の袋をさやって言うんだよ。
緑色の丸い粒のような形。今の季節、生のグリーンピースはさやに入った状態で売っているよ。
枝になるよ。
さやから豆だけを出してから、塩を入れたお湯でゆでるとそのままでもおいしい。ご飯といっしょに炊いて豆ご飯や、スープに入れてもいいね。
緑色で平たくて細長い形。袋の中には小さな豆の赤ちゃんが入っているよ。
枝になるよ。
筋を取ってからゆでるよ。あまりゆで過ぎるとフニャフニャでおいしくなくなっちゃうから気をつけよう。炒めてもおいしい。煮物の仕上げに入れると、おいしそうに見せる効果があるよ。
黄緑色で、茶色い筋が入っている。平たくて楕円で、グリーンピースよりもちょっと大きめ。
枝になるよ。そら豆はさやが空にむいてなることから、この名前になったんだって。
さやから出して、ゆでるよ。食べるときに薄い皮をむこう。炒めたり、天ぷらにしたり、スープに入れたりしてもおいしい。
春から初夏にかけては豆がおいしい季節。えんどう豆には、豆を食べる「実えんどう」と、豆が大きくなる前にさやごと食べる「さやえんどう」があります。前者にグリーンピース、後者には絹さややスナップエンドウが代表的。
子どもにとって嫌いなものランキングの上位に位置するグリーンピースですが、旬の茹でたては食べられるという声もよく聞きます。そして、さやから豆を出す作業は、小さな子どもでも楽しめるお手伝い。ぜひ、親子で豆料理の下ごしらえをして、旬の味を楽しんでみてください。(TEXT:松崎祐子)