夏においしい野菜の1つがトマトですよね。せっかくなら甘〜いトマトが食べたい!というわけで、ミニトマトを使ってトマトの甘さを見分ける実験にトライしてみよう!
すべて並べてみると、中くらいの重さのトマト(中央)が多いですね。最初に浮いた軽いトマト(左)と、最後に浮いた重いトマト(右)は、だいたい同じ数だとわかります。はたして、どのような味なのでしょうか?
では、最初に浮いてきた一番軽いトマトから味見してみます…。ううむ、なんだか物足りない味です。かじってみても、トマトの風味が弱い…。そういえば色も薄い…。
次は、2番目に浮いてきた、中くらいの重さのトマトを味見します。…おおっ、先ほどよりも、トマトの風味が強い!これは普段食べている味と似ています。
さあ、一番重かったトマトを味見します。…これはすご〜い!トマトって、こんなに美味しかったのだと感動しました。一口かじると、甘さと香りが、口の中に広がります。果汁も多めで、食べ終えたときの満足感も大。
トマトを水に入れても、最初は何も浮かびませんでした。その理由は、トマトよりも水のほうが軽いから。途中で砂糖を溶かしたことで、水の重みが増していき、やがて水よりも軽くなったトマトが浮かぶようになったというわけ。
以上の実験から、一番重いトマトが一番甘いことを、舌で知ることができました。ということは、重いものには甘味成分が多い、軽いトマトは甘味成分が少ないことがわかりましたね。ぜひ、実際に実験して、目と舌で確かめてみましょう♪(TEXT:八幡啓司)