そんなに食べてないのに痩せない、運動しても締まらない。 そんな体の“行き詰まり”を感じていたファッションモデルの菅井悦子さんが、 いま新たに目指しているのが、痩せるだけじゃない「美ボディ」。 10年前の若かった体より今の体が好きになった、そのワケを探ってみました。
菅井 キュッと上がったお尻とか、締まった足首、すっきりした膝、ウエストのくびれ、形のいい胸、羽根みたいな肩甲骨とか、キレイな「形」に憧れたはずなのに、体重を落とすことに夢中になって気づけば「数字」を追っていたのよね。そもそも脂肪より筋肉のほうが重いわけだし、頭でわかっていてもつい、食べなければやせられると思い込んでしまうのよ。でもね、ウエイトトレーニングというワードだけで、私も含めてほとんどの女子は「ムキムキになっちゃう」って勘違いをするよね
和久井 そう思っている人が多いのも仕方ないよね。僕だって、初めてスポーツクラブに入ったときはインストラクターの人に「ボディビルダーみたいにはなりたくないんです」っていったんだけど、大体、あそこまで筋肉を作り上げることのほうが大変。今では逆にすごいことだと思ってる。それに、脂肪の上に筋肉がついていくって誤解する人もいるけど、そんなに体が大きくなるなら、その遺伝子を僕にください(笑)ただ、どんな形の体を求めるにしろ、美しい 肉体への近道は、「食べる」と「動く」がセット。自分の弱点を把握しながらトレーニングを行い、必要なものをバランスよく食べる、こんな単純なことで体はちゃんと美しく変化していってくれるんです
菅井 ウエイトトレーニング自体もそんなに重いウエイトをガンガン持ち上げたりすることはなくて(笑)だいたい2キロくらい。女性ならこれで十分ですよね
和久井 重たいウエイトを持ち上げてトレーニングをするのは、ボディビルダーなど、その競技をする上で太い筋肉が必要になるアスリートたち。ウェイトトレーニングは本来、女性らしい美しいボディラインを作るのに非常に有効なものなんだけど、メディアで極端な取り上げられ方をしてきたこともあって、そういうイメージが強くなりすぎたんじゃないかな。とくに女性には敬遠されるんですよね。女性がいちばん美しく見えるのは、細くてもしっかりした筋肉に、適度に脂肪がのって丸みを帯びた体だと思うんですよ。だから軽めのウエイトで十分。20回動かすのがやっとくらいの重さでトレーニングしてもらっています
和久井 僕が菅井さんにすすめたのは、ウエイトトレーニングで隠れた筋肉にハリをもたせて、足りない部分には足す。で、ある程度運動代謝が上がった段階で、脂肪を落としていくという、そういうプログラムだったよね
和久井 体を重さで判断するのはもうやめにして、もっと本来の目的だった見た目にこだわればとってもシンプル。体は作れるということを皆さんに実感してもらいたいな。そもそも、体重だけで、その人が美しいかどうかなんて判断できないからね(笑)
なかなかやせられなくなってきた理由は、体重でも、カロリーでもなく、必要な筋肉がやせ細るような生活と食事だったことが判明!見た目のキレイを最速で作る「美ボディメイク計画」で、皆さんも美しい体を手に入れましょう!