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【日本初上陸】話題の「エチオピアコーヒー」ってどんな味?

昨年話題になったサードウェーブコーヒー。話題のお店がたくさんオープンしました。その店舗数からも分かるように、コーヒーは多くの人の生活に根付いています。1日のスタートに、ほっと一息つきたい時に、デザートと一緒に、 コーヒーの存在は多くの人の生活を支えていると言えるでしょう。

ブラジル、コロンビア、グァテマラなど豆の産地によって、農園によっても味が違い、その質によって値段は様々。知れば知るほど奥が深いコーヒーの世界、今回はコーヒー発祥の地エチオピアから昨年、日本初上陸を果たした人気店「TO.MO.CA.COFFEE」を紹介します。

TO.MO.CA.COFFEEではエチオピアのHarrar・Yirgachefee・Sidamo・Limuの4つの地域のブレンドを使っています。

エチオピアでトモカコーヒーを知らない人はいないと言われているほど人気で、お土産に豆を買って帰る旅行客の方も多いそう。お店は現在エチオピア、アメリカ、日本の3カ国のみ。出店先に選ばれてなんだか嬉しいですね。

朝7時からのワンコインで楽しめるモーニングも人気ですが、11:00からのランチタイムも大満足の内容。上原クラブサンドのランチセットを今回は紹介します!

ランチセット1000円、サラダバー付き!

ランチセットの内容は上原クラブサンド(お店は代々木上原駅からすぐです)・グラノーラヨーグルト・コーヒー(または紅茶、オレンジジュース)にサラダバーがつく形。

カニとアボカド、マヨネーズなどを使ったソースは久我山の有名な小料理店「器楽亭」さんがトモカコーヒーのために作っているもの。カニ、カニ、カニ!って口にする度に興奮する味わい。どこから食べてもカニを避けることはできません。

パンは代々木上原民を支えるカタネベーカリーさんのもの。

コーヒー豆はトモカオリジナルのブレンド1種類のみ。今回セレクトしたホットコーヒーは夏はペーパードリップでアイスコーヒーにも。

エチオピア産の豆は酸味が強くフルーティーですっきりとした後味と言われています。ですが焙煎の度合いは、深みのある濃い味が特徴的なフレンチローストです。酸味系の豆を深煎りにすると深いコクの中にほのかに酸味を感じる飲みやすいコーヒーとなるのです。

本場エチオピアスタイルで飲んでみよう!

フレンチプレスと呼ばれるこの淹れ方は他の方法と比べて粉が湯に浸かる時間が長い、つまり豆本来の旨味や油分を含んだ味が楽しめます

抽出器具に粉を入れ、お湯を注ぎます。そのあとが本場エチオピアスタイル!

3つのデミダスカップとタイマーを使い1分・2分・3分と3回に分けて3分の1ずつプレスします。

本来は自分でプレスします。見た目より強い力を必要とするので初めての方は驚くかもしれません。エチオピアの文化を身をもって感じることができます。

右から順にだんだんと抽出時間が長くなっています。見た目の変化はすこし濃くなるくらい。

1杯目、ガツンとギラギラとした味わい。味わう余裕はまだありません。 2杯目、慣れてきたのもあって、さっきよりまろやかに感じます。
3杯目、時間が延びて濃い印象もありますが、風味に丸みがでて飲みやすいです。

このあともう一度1杯目を飲んでみたり、普通のコーヒーと比べたりしてみたら更に面白かったです。

あくまで私の感想で、どの味が好きか、飲みやすいと感じるかは人によって違うそう。わくわくしながらコーヒーを飲めるのでとってもおすすめです。

店内は開放感があり、外からも光が差し込むため、店内にいながらテラス席に座っているような心地よい空間となっています。

他のメニューにもエチオピアならではのものがあって、例えばエチオピアン・マッキアートというものは、エスプレッソに泡立てた牛乳を入れる一般的なマッキアートと順番が逆で、フォームドミルク→エスプレッソの順に注ぎます。先にエスプレッソの苦味が届き、あとからミルクがまろやかに包み込むような仕組み。

ちなみにマッキアートより、フォームドミルクを多く使用したものがカプチーノまたはカフェラテと呼ばれています。国や地域によってその呼び方は異なるので外国に行った際、注文してみたら違うものが出てきたらそれを楽しんでみるのもいいかもしれません。

日本にいながらエチオピアの文化に触れられる、TO.MO.CA.COFFEEはこの夏の冒険にぴったり!

TO.MO.CA Coffee

住所:東京都渋谷区上原3-44-11
営業時間:7:00~23:00(モーニング 7:00~10:00 ランチ 11:00~15:00)
HP:http://www.tomocacoffee.co.jp

執筆:丸 美月

大学3年生
和菓子と豆とカメラが大好き。

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