アメリカに拠点を移し、海外でも好きなものを食べるため週2回の自炊を始めたという横峯さくらさん。でも、料理はまだまだ修行中。そこで、クックパッドの広報大使・レシピエールであり、管理栄養士としても活躍されている若子みな美さんに、料理初心者に向けたスキルアップ・アドバイスをしていただきます。横峯さんと一緒に“料理のイロハ”を学んでいきましょう♪第1回目のお題は「パラパラチャーハン」
みなさん、はじめまして。プロゴルファーの横峯さくらです。
私は、ジャンクフードの多いアメリカに生活のベースを移してから、好きなものや食べたいものを食べるために、週2回の自炊を始めたばかりです。
初心者なのでまだまだ失敗することも多いのですが、料理をすること自体はリフレッシュにもなり、もっと上達していきたいと考えています。
この連載では、管理栄養士の若子みな美さんにアドバイスをしていただきながら、料理の腕を磨いていこうと思っています。料理を始めたばかりの初心者さんはもちろん、ベテラン主婦の方にも、基本のおさらいとして役立つものになったらと思っていますので、これからどうぞよろしくお願いいたします!
第1回目のお題は「パラパラチャーハン」です。
実は日本にいたころから、チャーハンはたまに作ることがあったのですが、ところどころに白いご飯のかたまりが残ってしまい、具材とご飯がうまく混ざり合わず、なんだか「温かい混ぜご飯」みたいな仕上がりに…。
若子さん、一体どうしたらお店みたいな「パラパラチャーハン」をお家でも作ることができるんでしょうか?
さくらさん、お任せください!チャーハンをパラパラに仕上げるコツは3つ。まず1つ目に、温かいご飯に溶き卵を混ぜたら、弱火でじっくり炒めること。ご飯を加えた後はフライパンの温度が下がるので一時的に強火にしますが、炒めるときは弱火でじっくり、パラパラとご飯が踊るようになるまで炒めるのがポイントです。2つ目は、IHコンロを使用する場合、コンロからフライパンを離さないこと。最後の3つ目はフライパンの選び方。まんべんなく炒めるために、できるだけ大きいフライパンを使い、木べらなどで切るようにして炒めましょう。
弱火でじっくり炒める…それがチャーハンをパラパラに仕上げるコツとは知りませんでした! レシピも教えてもらったので、さっそくチャレンジしてみます♪
まずは長ネギをみじん切りに…。その他の材料も切りそろえていきます。
お次は炒める工程!ちゃんとパラパラに仕上がるのだろうか…と不安な気持ちが表情にも現れています(笑)。
火にかける前に卵と鶏ガラスープの素をご飯にかけてかき混ぜるなんて「パラパラチャーハンが目標なのにこれでいいの?」って感じたんですが、その通りにやったら本当にパラパラになってビックリ。感動しちゃいました!!
あまりにも感動したので同じ週にもう1回チャーハンを作ってしまいました(笑)。
いつもチャーハンを作るとべちゃっとしてしまっていたので、こんなに簡単に解決できるなんてなんだか夢みたいです!
これだったら時間がないときにも美味しいチャーハンがバッチリ作れます♪
さくらさん、とっても美味しそうにできていますね!しかも同じ週に2回も作っていただいたとのこと、レシピを気に入ってもらえて嬉しいです。チャーハンの具材は、ツナやウインナー、ちくわなどに変えたりしても美味しいですよ。具材をアレンジすることで、飽きずにもっとチャーハンを楽しめるので、食卓の定番メニューになること間違いなしです。
(TEXT:入尾野由子)
1985年、鹿児島県鹿屋市生まれ。8歳よりクラブを握る。小学4年生で出場した「全国小学生大会」で優勝、中学2年生で「日本ジュニア選手権」制覇。明徳義塾高校2年で日本ジュニアゴルフ選手権優勝、翌年の全国高校選手権で春夏連覇しジュニア主要大会3連勝を果たす。2004年8月プロテスト合格、史上最速となるわずか3試合でシード権獲得。翌年の「ライフカードレディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝。2009年にはメジャー1勝を含む自身最多となる年間6勝を挙げ、賞金女王の座を獲得。2013年は連続予選通過記録101試合達成。LPGAメルセデス年間優秀選手賞を獲得する。日本ツアー通算23勝。2015年から米LPGAツアーを主戦場とする。アメリカツアーでの主な成績は全米女子オープン7位タイ、Lorena Ochoa Invitational presented by Banamex and JTBC 5位、Shoprite Classic 2位。2018年にShoprite Classic最終日に記録した10アンダーはアメリカツアーでの日本人最小スコア。2019年はシード権を獲得し、アメリカツアーにフル参戦が決定している。
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大学卒業後、管理栄養士として病院兼福祉施設、学校給食にて従事。様々な現場を見る中で、食に関する多様性と健康志向の高まりを感じ、一人ひとりのライフスタイルに合う健康な食のあり方を提案するために独立。現在は企業や雑誌・リーフレットのレシピ開発、コラムの執筆・監修、食に関するイベントなどを行う。
HP:http://orangekitchen.info/
Twitter:https://twitter.com/m1chirorange