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相撲界でお馴染みの「ちゃんこ鍋」。数年前から専門店が続々とオープンするなど、その人気も全国区のものとなっていますね。ただ、名前は知っているけど、具体的にどのようなものかイメージするのは少し難しかったりしませんか?そこで、ちゃんこ鍋のことを調べてみました。
ちゃんこ鍋とは、広義では魚介・肉・ネギ・シイタケ・ちくわ・焼き豆腐など、なんでも手当たり次第に20種類以上の素材をブツ切りにして鉄の大鍋に入れて煮込んで作る鍋料理のことを指すそうです。たくさんの具材の自然な味が生かされたたっぷりのダシは、通常の寄せ鍋にはない味で栄養的にも申し分ありません。毎日きびしい稽古に励み、その分たくさん食べなければならない力士社会で重宝されているのも頷けますね。
ちなみに、相撲界のちゃんことは力士(ちゃんこ番)が作る手料理のすべてを指すそうです。語源には諸説ありますが、中国から長崎に伝えられたサンコ鍋が転訛したという説や、父さん・爺さんを意味するチャンにコがついたとする説などがあります。
近年では、相撲のメディア露出が増えて、稽古場で若い力士がちゃんこを振る舞う姿等をTVで拝見したことがあるという人も多いのではないでしょうか。各部屋ごとに料理上手なちゃんこ番がいて、それぞれに特徴あるちゃんこ鍋があるようです。
今回は塩・しょうゆ・味噌の3種のちゃんこ鍋をご紹介します。
いかがでしたか?基本の鍋を押さえたら、キムチやトマトといった変わり種にもぜひ挑戦してみてくださいね。きっと「ちゃんこ鍋」の世界はまだまだ奥深いですよ!(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:『たべもの起源事典』(東京堂出版)
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