冷えやむくみの原因は、ひょっとして○○○不足？？

2014年12月30日更新

クックパッドダイエットラボの管理栄養士でダイエット・トレーナーの中村瑞樹です。気温が低くなると、手足が冷えるのはしょうがないと思ってしまいますよね。でも対策すれば、冷えは改善できるのです。

冷えはなぜ起こる？

「冷え性」は一般的に身体全体で感じる寒さ以上に、手足などに強い冷えを感じることをいいます。ヒトの体には「体温調節機能」があります。体温が下がり始めると、血流を減少させて熱が外に逃げないようにしたり、ふるえを起こし熱を産生します。冷え性はこの体の機能が低下した状態です。

冷え性はなぜいけないの？

慢性的に血液の巡りが悪くなるため、しもやけ、むくみ、肩こりが起きやすくなります。女性にとっては、肌あれ、痩せにくくむくみやすい、生理痛の悪化など美容の面でも困ることばかり。
そんな冷え性ですが、自覚はあってもそれほど深刻なものではないと思われていることが多いようです。しかし、漢方では冷えは「未病」とされています。冷えを放っておくと、将来大きな病気につながる恐れがあるとも言われているのです。

冷えを改善するには？

体温は、食事と運動によって作られます。以下の3つのうち、自分に足りないと思うものに気をつけてみましょう。

食事からエネルギーをしっかり摂ること
タンパク質をとり、適度に運動をすることで筋肉量を維持すること
規則正しい生活で、自律神経の働きを正常にすること

ですが、体質の改善は日々の積み重ねによるものであり、少し時間がかかります。冷えを改善して、すぐに効果を体感したい！そんなときには、あの食材がおすすめです。

冷えの改善には「生姜」がおすすめ

生姜に体を温める働きがあるのは、もう周知の事実ですよね。生姜の成分を知ると、改めてその関係性にも納得できます。

生姜の成分を詳しくみていきましょう

①ジンゲロン

生姜をすった時に出てくる、つんとした独特の香り成分。血管を拡張し、血液循環や代謝を促進する作用があります。また、脂肪燃焼を促進する作用や発汗作用もあり、生活習慣病の予防やダイエットへの効果が期待されています。

②ジンゲロール

生姜を口にすると感じる、辛み成分の1つ。体を温める作用が強く、胃腸の血行をよくする働きもあります。

③ショウガオール

ジンゲロールとともに、生姜の辛味をつくっている成分。殺菌作用や、体を温めて、免疫力を高める作用があります。病気の予防にも役立つ生姜は、風邪やインフルエンザが流行する時期にも、とても心強い味方ですね。

上手な生姜のとり方

1日にとる量は、10g（小さじ1杯程度）が目安です。体を温める効果は3時間程度持続すると言われているので、少量ずつとる場合は、3時間以上たってから食べるとよいでしょう。
生姜の香りや辛味が苦手な人でも、調理方法やメニューを一工夫すれば、味わいがマイルドになって食べやすくなります。生姜は料理だけでなく、スイーツにもぴったりです！

【おすすめ生姜レシピ】

世界一冷え性さんのポカポカ生姜スープ by ひろぞう君2号

玉ねぎ、生姜、ココナッツオイル、ビーフコンソメ、水、パセリ、塩

シナモンジンジャーアップルパイ♪ by ちゃんかぁ。

りんご、レモン、砂糖、シナモン、ジンジャーパウダー、バター

冷え性を克服して体質改善するには、日々の積み重ねが大切。お気に入りのレシピを見つけて、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。

著者：クックパッドダイエットラボ　

管理栄養士：中村瑞樹

大学で栄養学を学び、管理栄養士を取得。社員食堂、健康管理室で管理栄養士として働いてきた経験を生かし、現在はクックパットダイエットでダイエット「正しく食べてやせる」ダイエット指導を行うダイエット・トレーナーとして活動。また、自身も10kg以上のダイエットに成功したという経験や、管理栄養士としての専門性を活かしたダイエットに関する情報を提供します。

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