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コラム

【Twitterで話題】ふわトロ美味!フィンランドの優しいおばあちゃんのレシピ「ブルーベリーパイ」で広がる笑顔

【Twitterでバズったごはん Vol.5】市販品などを上手に使い、ササッと作れておいしいレシピが日々投稿されているTwitter。その中から、とくに話題を集めたレシピや便利な料理の知恵を、編集部がピックアップしてお届けします。

フィンランド名物「ブルーベリーパイ」のレシピが話題に!

Twitterでバズった料理に関するツイートに注目し、多くの人の心を鷲掴みにしたヒミツを解き明かしていく連載が始まりました。第5回目に注目したのはフィンランドの「ブルーベリーパイ」です。

こちらはツイート主さんが、フィンランドのペンパルさんから教えていただいたレシピとのこと。フィンランドは自然が豊かで、夏になると野生のブルーベリーを摘んでパイを焼くのだそう。では、イラストとマンガを描かれているツイート主のチカさんに、さっそくお話を伺いましょう!

ペンパルのおばあちゃんの「ブルーベリーパイ」は冷やしても美味!

−−今回の「ブルーベリーパイ」は、実際にはどのような味わいでしょうか?

チカさん:焼き立てはフワフワトロトロです。一晩冷蔵庫で寝かせると、しっとり濃厚な味わいに変わり、さらに美味です!

−−上手に作るコツや注意点はありますか?

チカさん:オーブンはあらかじめ200℃に予熱してから焼いてください。また、深い容器(パウンドケーキ型)ではなく、浅く広い型(パイ型)を使うのがポイントです。深い容器では30分ほど焼いても、フィリングが液状のままになってしまうんです。

−−レシピを教えてくださったペンパルさんは、どのような方ですか?

チカさん:人口300人ほどの小さな村出身らしいです。30代のお兄さんで、性格はとにかくポジティブで謙虚! まだ実際に会ったことはありませんが、700通以上のメッセージを交換しているペンパルです。彼は日本が好きで、日本を旅行したこともあり、ときどき「豚汁を作ったよ」と写真が送られてくることもありますよ。

自然豊かなフィンランドでは「野生のブルーベリー」でパイを焼く

−−ところで、チカさんがフィンランドを好きになった理由や魅力を教えてください

チカさん:私自身がクリスマス生まれなので、サンタクロースの住むフィンランドに、子どもの頃から憧れていました。フィンランドはとにかく自然豊かで、夏には多くの人が森で野生のブルーベリーを摘んでパイを焼きます。また、フィンランド人はシャイで沈黙を好む人が多く、一緒にいて楽な気持ちでいられるのも好きです。

−−今回のツイートがバズったことでどのような反応がありましたか?

チカさん:フォロワーさんから実際に焼いたパイの写真がたくさん届きました。ミックスベリーを使ったり、サワークリームの代わりに水切りヨーグルトを使ったりと、さまざまなアレンジも楽しんでいただいたようです。そのことをペンパルに伝えると「すごい! レシピがこんなに多くのハピネスを生んでいることをおばあちゃんに伝えるよ! 僕もブルーベリーパイクラブの仲間入りをするために、またすぐパイを焼くね!」と反応がありました。そして翌日、本当に焼いたパイの写真が届きました。

フィンランドのおばあちゃんが作られていたブルーベリーパイが、チカさんに伝わって、さらに多くのフォロワーさんにも届き、おいしい笑顔がたくさん広がりました。日本にいながらにして、自然豊かなフィンランドの景色や、優しくてシャイな方々の笑顔が思い浮かんでくるかのようです。ぜひツイート先の詳細な作り方やレシピを参考にして、フィンランドの伝統的な味わいを体験してみてくださいね!

(TEXT:八幡啓司)

チカさん
漫画家・イラストレーター。フィンランドに魅了されて北欧音楽会社に勤務したのち、中国に転勤するなど海外とのご縁が深い。週末は「週末北欧ピクニック」を主催。口ぐせは「フィンランドに住みたい」。現在は寿司職人を目指して専門校に週末通学中。連載中のイラストマンガ「海外こじらせキャリア百景」も好評。

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