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コラム

江戸時代にもデコ弁が!?もちっと食感がクセになる「海苔巻き卵」とは

【ほっこり江戸ごはんvol.16】江戸好きが高じて、地毛で「ちょんまげ」まで結ってしまった江戸マニアの伊尾木将之さんに、江戸時代のレシピとともにほっこりエピソードを教えてもらいます。

おはようございます、こんにちは、こんばんは。
江戸時代が大好きで江戸の食文化を研究している伊尾木と言います。

子供がついに卒園しまして、いよいよ小学生です。江戸時代の庶民は7歳くらいから寺子屋に通うんですが、数えの7歳なので大体今の6歳ですね。今まで親の近くで遊んでいた子供が、手習いのお師匠さまについて勉強していく、きっと江戸時代の親も色々感慨深かったんだろうなぁっと思います。

さて、そんな個人的な話はおいておいて、今回紹介するのは海苔巻卵という玉子料理です。お弁当のおかずにぴったりな一品になります。

作り方

1.レシピでは卵を殻ごと焼いていますが、ゆで卵でも大丈夫です。もちろん、元々の江戸時代の文献では殻ごと焼いているので、正式にやってみたい方は殻ごと焼いてみください!焼く場合、例えばトースターで15分です。

2.次に海苔を水にひたします。

3.海苔を水からひきあげて、キッチンペーパーなどで余分な水分をとります。そこに白玉粉と片栗粉を混ぜたものをふりかけ、卵白を薄く塗ります。

4.殻をむいた玉子を、先程の海苔でくるみます。

5.クッキングシートで全体を覆って、蒸し器で10分蒸したら完成です!

江戸のほっこり話

海苔は古くから日本で食べられたきた食材で、奈良時代から税として海苔を集めたりもしていました。 この頃の海苔はとても高価で、贈答品として扱われていました。 そんな海苔が一般庶民にも浸透していったのが、江戸時代です。江戸時代に海苔の養殖が始まったからです。また、今の板海苔が作られるようになったのも江戸時代からでした。

江戸の庶民も海苔は大好きで、様々な料理書にも登場します。この海苔巻玉子も、海苔の黒さと玉子の白と黄色の面白さを楽しんだのかもしれません。味はもちろん黒色のために海苔を使うあたりに、なんだかデコ弁に通じる流れを感じてしまいます。

伊尾木将之

大阪出身のうさぎ好き。修士までは物理を学び、博士課程で情報系に進むも撃沈。現在はクックパッドでエンジニアをしながら、食文化を研究している。
日本家政学会 食文化研究部会の役員を務める。
2020年秋から社会人大学生(文学部)に。
本業は川崎フロンターレのサポーター。

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