核家族の中での子育て、家事、仕事。共働き世帯の増加。とかく現代の主婦たちは忙しく、多くの人たちが「時短」を求めていると言われています。クックパッドでの人気検索キーワードもつねに「簡単」という言葉が上位にランクイン。しかしいっぽうで、手作り調味料の塩レモンや具材バリエーションが豊かなおにぎらずなど、次々におうちごはんトレンドが生まれてもいます。
一見相反するこの流れの背景はどんな意味があるのか。いま主婦達の家事意識に何か変化が起きているのではないか…。クックパッドではイマドキ主婦の時短アンケート調査を実施しました。
30〜40代の子育て世代を中心に家事の時短事情について調査した結果、時短したい家事が「特にない」人はたったの3%。97%もの人が何らかの形で時短したいと望んでいることがわかりました。
中でも時短したい家事の1位は「食後の片付け」、2位は「料理」、3位は「部屋掃除」となりました。食は毎日のことであり、そのほかの家事に比べて生活の中で必要不可欠なことだからこそのニーズの表れと考えられるでしょう。
そんなニーズの強い「時短」ですが、イマドキ主婦が求めているのは単なる忙しさの解決方法ではありませんでした。
家事を時短したい理由について聞いたところ、なんと「気持ちにゆとりのある暮らしをしたい」との回答が約7割で1位に。つまり時短術は、時間を短縮させることによってその先の「ゆとりのある暮らし」を実現するための一つの手段であり、そこには料理も賢く時短して食事時間を豊かに楽しみたいという想いがあったのです。