四季が豊かな日本には、野菜の旬も移り変わります。旬の野菜のおいしさを子どもにもぜひ伝えていきたいですよね。親子で語る季節のお便りシリーズ、7月の野菜についてぜひ、お子さんに読み聞かせしてあげてください。
トマトは赤い色できれいだよね。昔、食べずに見て楽しんでた時代があったんだよ。
ミニトマトもおいしいね。普通のトマトの赤ちゃんみたいだけど、べつに普通のトマトを小さいうちにとったのではなくて、大人になってもこのサイズなんだ。
ふつうは楕円の形をしていて、色は真っ赤だよね。ミニトマトはまん丸に近い。
じつは黄色や白いトマトもあるんだって!
枝にできるよ。
そのままでもおいしいし、火を使ってお料理してもおいしい。大好きなケチャップやミネストローネ、ミートソースなんかにはトマトが使われているんだよ。
これが枝豆。食べたことがあるよね。
ところで納豆のお豆、なんていうか知っている? そう、大豆だね。枝豆は、その大豆が熟す前の若いころにとってしまったものなんだ。
色は緑色。さやという袋に入っていて、一つ一つは丸い形をしている。さやにはうぶ毛が生えているよ。茹でる前に、よく見てみよう。
枝にできる。
ゆでて食べる。すりつぶしたものを「ずんだ」っていってお菓子に使うこともあるんだよ。
きゅうりやトマト、枝豆は子どもにも馴染みのある野菜。おべんとうなどにも入れられることが多いのではないでしょうか。
一年中食卓にあがることも多いですが、夏野菜は夏こそが本来の季節であること、野菜には旬のものがあるということを、季節ごとに伝えていきたいもの。それが他の季節も食べられるようになったのは、生産者の努力があってのことです。「いつでも◯◯ちゃんに食べてもらえるように、みんなが一生懸命作ってくれているんだよ」という、感謝の気持ちを考える機会にしてもいいですね。(TEXT:松崎祐子)