子供達の大好きな飴。切っても切っても同じ顔が出てくる金太郎飴は楽しいですね。社会科見学&工場見学を通じて日本のものづくり現場を紹介・応援するメディア「しゃかいか!」が、金太郎飴=組み飴づくりリポートをお届けします。
あっ!『TAMくん』の目らしきものが、コロコロと転がされています。
赤色の部分は口でしょうか!?ひー!このままでは、口裂け状態の『TAMくん』です。
肌色のパーツがさらに重ねられて、口が無事に完成!
コロン。『TAMくん』の顔の部分だけがゴロンと転がっています。
遂に、帽子部分とのドッキング!着々と顔になりつつあります。
難しいといわれた、帽子のちょんまげ部分も遂にのっかりました!どすん
ちょんまげ部分を白色の飴で固定。これで、ちょんまげも落ち着きました。
周りを白色の飴でぐるぐると巻かれた『TAMくん』。ここまでくると『TAMくん』がはっきりとわかりますね。
はい、ごろーん。
またまた、ごろーん。その間に浅野さんが周りを囲むレモン味の部分を準備しています。
どっこいしょ。ここまでの太さになると重さは25キロにも!そして、『TAMくん』がレモンのベールでぐるぐると巻かれていきます。
またまた、ゴロゴロと転がされ続けて丸太い棒状の『TAMくん』が完成。なんとなくピエロのようにみえますね。
にやりと笑う『TAMくん』。この後、『TAMくん』が笑っている場合じゃなくなる首絞め事件がおこります。
太い棒状になった『TAMくん』を引き延ばすためクルクルと回り続ける機械。
『TAMくん』の顔が押さえつけられています。その奥では、飴の中の気泡を抜くため、鋭利な針で刺すという痛ましい光景です。
それでも、笑い続ける『TAMくん』!頑張れ『TAMくん』!
大将がついに首を…‥。『TAMくん』には無かったはずの首が絞められていますが、『TAMくん』は大丈夫でしょうか。
もう、首のような部位がぐでんぐでんです。伸びきった『TAMくん』の顔がもう怖いピエロにしか見えません。
そして、最後には…‥。
ぽきり。『TAMくん』の頭がまるで体と分裂したかのようです。もう、『TAMくん』の顔がブサイクにならないことばかりを心痛しています。
ちょっと寂しげでうつろな表情を浮かべる『TAMくん』の切り口。
もう一方の切り口は、どどーん!まるで魔除けのような顔に…‥。
切り落とされた切り口が、何本もの棒状に伸ばされています。さずが飴を伸ばし続けて50年になる幅さん、職人技がキラリと光っています。まぶしいです。
いつの間にか長身になっていた『TAMくん』。ご満悦の表情です。
『TAMくん』の体の部位はどんどんカットされ、短くなっています。
『TAMくん』だ!飴には表と裏があります。裏だと帽子の先っぽが反対向きなのです。
細い棒状にされた『TAMくん』は一個一個にカットされる機械に入れられて、均等なサイズになって出てきました。
ドロドロの液体からここまでの工程に費やした時間はたったの40分。そりゃあまだあったかいわけです。
一個一個の顔が微妙に違うのも味があって良いところです。本当のにっこりスマイルのお目見えです!
次の工程は包装です。4300人の『TAMくん』が順繰りに機械に投入されていきます。
目が回りそうなスピードで回転しています。あっというまに『TAMくん』が透明な袋に包まれていきます。
『TAMくん』が自分の顔の飴に埋もれて自慢げ!
完成しました『TAMくん』たちは、これまで、そしてこれからの未来にTAMと関わってくださる方々のお口の中で初恋の味としてとろけていく予定です。
『TAMくん』に負けないステキな笑顔を披露して下さっているのは、まいあめ工房の代表中村さんです。この度は、取材のご協力ありがとうございました!
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