お刺身によくついているあの赤いヤツ・「紅たで」。社会科見学&工場見学を通じて日本のものづくり現場を紹介・応援するメディア「しゃかいか!」から、そんな名脇役「紅たで」の畑リポートが届きました!
この紅たで、食べられるの?飾りだと思ってた、という人も多いと思いますが、きちんと食べることができます。お刺身に置いてあるのは殺菌作用があるからなんですって。ワサビと一緒!
関東ではお刺身には菊の花が置いてありますが、食用菊で同じく毒消しの効果があるからです。紅たでは赤い色が血の色を連想させるので、武士の文化である江戸ではあまり使われず主に大阪から西で使用されました。商人の町である大阪では、より華やかな赤い色が好まれたというのもあるそうです。
「まずは食べてみて!」と筒井さん
いただきますっ!
ピリリッとしてます。
紅たでだけでいただくのは、今回がはじめて。こんな味がするんだ!とビックリです。
紅たでは刈ったばっかり新鮮なものほど辛くて、時間がたつほどこの辛味が徐々に減ってしまします。今日もパッケージに詰められたものと、刈りたてのを食べ比べさせてもらいましたが、確かに辛味度合いが違ってて、刈りたての方がパンチがありました。筒井さんによると、市場に出回るのは2週間前後のものが多く、お刺身に使われる頃にはあまり辛味が残っていないものが多いのだそうです。