毎日の献立づくりは本当に大変。中でもみなさん副菜をどうしたらいいかに、本当に悩んでいることがよくわかりました。この連載の中で栄養、味付けなど色んな方向から副菜の話をすることで、少しは皆さんの力になれたでしょうか? さて、最終回の今回のテーマは「ムリしないで長く続けるコツ」について、プレミアム会員向けサービス「管理栄養士が選んだ献立」を作成しているクックパッド管理栄養士がお話しします。
現代はごはんを作らなくても、美味しい外食も市販のお惣菜やお弁当もあり、食べる物が手軽に手に入ります。しかし、家庭料理にはここにしかない美味しさや、作り手の気持ちのこもった温かさが詰まっています。食べる相手を思って「風邪気味みたいだから温まる物を作ろう」とか「好きな物を作って喜んでもらおう」など、その思いが食べる人の心と体の栄養になるのだと思います。
ですが、食べることは一生続くもの。毎日完璧に作ろうと気合いを入れすぎては、疲れてしまいますよね。忙しくて料理を作る余裕のない日には外食や市販のお弁当を利用する。その代わりに、例えば時間のある週末には一週間の食事を振り返り、野菜を意識して多めにとれる副菜を一品増やしてみる。油を使ったものをなるべく控えてみるなど、何日かに一度自分の、家族の食事を振り返ってバランスをとれば十分です。
自分や家族が末永く健康で過ごせるように、ムリせず、でも少しずつの積み重ねを大切にしたいですよね。
さて、この連載の中で栄養、味付けなど色んな方向から副菜の話をしていくうちに、長く作り続けられるコツが見えてきたのではないでしょうか。なにより大切なのはムリしないこと。そしてムリしないで作れる副菜レシピにはいくつかのポイントがあります。
家にあるもので作れることって本当に大切ですよね。特別な材料を買わなければ経済的にもうれしい限りです。
同じ手間なら少し多めに作って、冷蔵または冷凍庫で保存ができ、時間がない日の献立に副菜として一品添えられると時間短縮に。
主菜も副菜も手をかけるのは大変。副菜は手間がかからず、主菜の合間に作れるものに限ります。
せっかく体に良いからと作っても、美味しくてみんなが喜んで食べてくれなくちゃ意味がありませんよね。
そこで今回は副菜レシピの中で、きっとこれなら無理なく作り続けられる手軽な食材で簡単に作れて保存も利く管理栄養士イチオシの副菜を紹介します。
食材は二つだけなのに彩りも栄養バランスも整う優れた一品!4〜5日は冷蔵保存可能なので、多めに作ってお弁当のすき間おかずにも
一品でビタミン、ミネラルがたっぷり。冷凍保存も可能。積極的に摂りたいひじきもナムルなら子供ウケも◎
これから価格が下がるきゅうり。まとめて作っておけば、あと一品に大活躍。なす、大根、人参、キャベツなど残り野菜でアレンジもできます
根菜たっぷりでコレさえあれば一気に野菜不足解消。冷凍保存も可能だから市販のお惣菜の夕飯の日に添えても!
いかがでしたか?どのレシピも普段お家にあるような食材で15分あればできあがる、 簡単だけど栄養バランスも家族の満足も満たしてくれる美味しいレシピばかりです。 自分なりの無理をしない副菜作りを続けていってくださいね。