サクッ！ふわっ！劇的に変わる食パン革命！～「あさイチ」から～

4月15日放映のＮＨＫ「あさイチ」の特集は、「食パン」。最近は高級食パンが販売されたり、一斤数千円もする超高級食パンが毎日完売するお店が全国各地に現れるなど、ちょっとしたブームの食パン。でも、せっかく高いパンを買っても、美味しく焼けないという残念な意見もよく耳にします。実は食パンは、ちょっとしたコツさえマスターすれば、すごく美味しく食べられるそうです。そのポイントとは、焼くときに使う調理器具に関係しているのだとか。

番組では美味しい食パンの焼き方を探し求め、工学院大学の山田昌治教授の元へ。山田先生によれば、食パンはおよそ40％が水分で、その水分を逃さずに焼くことこそが美味しくいただく秘訣なんだとか。
そこで登場したのが、魚を焼くときに使う魚焼きグリル。実は魚焼きグリルは、オーブントースターやフライパンなどの家庭用調理器具の中でも、一番高温になる器具。短時間で焼くことができるので、水分の蒸発を防げるそう。

焼き方にもポイントが。
①まずは30秒予熱すること。このとき強火にしておくことが大切。
②30秒たったらパンを入れ1分間焼きます。
③裏返して30秒焼けばＯＫ！
なんとたった2分で絶品トーストが焼けてしまうというのだから嬉しい。なぜ予熱をするかといえば、それは最初に食パンを入れてしまうと中の水分がすぐ蒸発してしまうから。十分に温めたところで入れることが大切なんだとか。
魚のグリルで焼いたら魚臭くないの？という心配もありますよね。実はこれも大丈夫。予熱をして温めた網に食パンをのせれば、水蒸気が発生し、内側から外側に空気の流れが生じるため、パンが魚の匂いを吸収する心配はないそうです。これなら安心して魚焼きグリルで食パンが焼けますね！

番組では、食パンを美味しく食べる保存法も紹介していましたよ。
その方法とは「アルミホイルで一枚ずつ包んで冷凍保存すること」。これはフランスパンやロールパンも同じ。焼くときは、アルミホイルをとって四隅を霧吹きやキッチンペーパーで濡らしてから焼きます。※フランスパンやロールパンはアルミホイルのまま焼いてＯＫ。
ちょっとしたコツですが、これも覚えておくと便利ですね。食パンをまとめ買いしたらアルミホイルに包んで、冷凍庫へＧＯですよ。

食パンと言えば、サンドイッチ。朝食はもちろん、ランチやピクニックにもピッタリなレシピですが、具がはみ出してしまう、ベチャベチャになってしまうなんて悩みも。番組では、そんなサンドイッチの困ったにもこたえてくれましたよ。
サンドイッチを作るときに大切なのは、具の入れ方。タマゴサンドイッチなら、中央を高くして周辺を低く山のように入れていくのがベスト。人気のＢＬＴサンドは、具を入れる順番に注意。まずは固いものからベーコン、マヨネーズ、トマト、レタスと入れていくとベチャベチャにならないそうです。

サンドイッチの切り方にもちょっとしたコツが。それはまず押しながら上のパンを切り、次に引きながら具を切り、最後に押しながら下のパンを切るという3段階を踏む切り方。これも簡単な方法ですが、役に立つので覚えておいて。
せっかく美味しいサンドイッチの作り方や切り方を「あさイチ」で教えてもらったので、紹介されたタマゴやＢＬＴサンド以外にも美味しそうなサンドイッチがないか探してみましたよ。

食パン革命とも呼ぶべき、食パンの新たな活用テクニックはいかがでしたか？どれも劇的な効果をもたらしてくれるのに、簡単にできるものばかり。美味しいサンドイッチのレシピと一緒にぜひ試してみてくださいね。 (TEXT: 黒沢るか/ライツ)