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知らなかった!食にまつわることわざが教えてくれること

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

日本には古くから言い伝えられることわざがあります。食に関するものもたくさんありますね。でも意外と正確な意味を知らずに使っていたり、意味を勘違いしていたりするものもあるかもしれません。食にまつわることわざを調べてみると、昔のひとも食について、様々なことを考えていたことがわかります。

意外に役立つことわざ集

食べ物に例えたことわざは現代の栄養学に照らし合わせても、合致するものやちょっとぴんとこないものなどいろいろ。ことわざの持つ本来の目的とは違うけれど、料理に役立つことわざもあるかもしれません。食に関することわざをいくつか集めてみました。

青菜に塩

青菜はほうれん草、小松菜など、緑色の葉を持った野菜の総称。塩を振るとしおれることから、打ちひしがれて、しょんぼりしている様子をさします。しょんぼりするのは避けたいですが、青菜に塩を振るとしんなりとして味もなじみやすくなります。料理の基本として押さえておきたいですね。

花見過ぎたらカキ食うな

夏場のカキは産卵期を迎え、食用に適さないことからきたことわざ。しかしイワガキのように春から夏にかけて旬をむかえるものもあり、いまでは夏でもカキを食べることは可能です。

お茶の子さいさい

物事が簡単にできることを「お茶の子さいさい」といいますね。でも「お茶の子」って一体なんでしょう?そのあとに続く「さいさい」もよくわかりません。「お茶の子」はお茶のときに一緒に供されるお菓子や軽食を指す言葉。簡単に食べられ、お腹にたまらないことから、簡単にできることのたとえとして使われたようです。「さいさい」は俗謡で使われる囃子(はやし)言葉。この言葉自体に特に意味はないようです。簡単にできると言えば、「朝飯前」という言葉もありますね。これもやっぱり朝食の前にできる簡単な仕事という意味です。


ことわざは私たちに受け継がれてきた大切な財産

こうしてことわざを集めてみると、昔のひとたちが食べるということを大切にしてきたことが伝わってくるようですね。ことわざは昔のひとたちが培ってきた知恵を私たちに教えてくれる、大切な財産だという気がしてきます。もし気になったことわざに出会ったら、その意味や由来を調べてみてくださいね。(TEXT:鈴木哲也/ライツ)

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クックパッドニュース編集部

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