日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
じめじめシーズン真っ只中です。この時期は梅雨特有の低気圧によって身体がだるくなる「梅雨だる」という症状に見舞われる人も多いそうです。そうすると買い物に行く気もめっきり失せてしまいますよね?そこで、買い物に行かず、おうちにあるもので晩ごはんを作るワザをさぐってみましたよ!
「うちにあるもので、晩ごはんを作ろう」と思うとき、たぶん真っ先に見るのが冷蔵庫ですが、案外イイものが入っているのに忘れられがちなのが、もしもの時の「非常袋」です。
非常袋に入れておく代表的な食料品といえば、「レトルトのごはん」「乾パン」「缶詰」。商品によって若干違いがあるものの、レトルトのごはんや乾パンの賞味期限は大体5年くらい。それに対して缶詰は3年くらいが一般的です。
東日本大震災以降に非常袋を用意された方は、そろそろ缶詰の賞味期限が近づいているころなので、ぜひ中身をチェックして、期限の迫ったものを晩ごはんに活用しましょう。
缶詰ほどの長期保存ではありませんが、準備しておくといい非常食としてリストアップされる食料品の中に「充填豆腐」というのがあります。
普通のお豆腐は、大豆を煮て抽出した熱い豆乳に凝固剤を加えて固めたもので、賞味期限は1~2週間ほど。それに対して「充填豆腐」は、冷えた豆乳に凝固剤を加え、容器に充填してから加熱処理して作られているもので、冷蔵庫保存なら2ヶ月ほど持ちます。
この2つの見分け方は【普通=水の中に浸かっている】、【充填=プリンや茶わん蒸しのように容器いっぱいに詰まっている】というちょっとした違い。スーパーなどでは区別なく並んで売っているので、違いに気づかずに買っている方も多いかもしれません。使い方、食べ方に違いはないので、平常時も非常時も使える食材として「充填豆腐」を買い置きしておくのもオススメです。
ということで、非常食のローリングストックを兼ねて、梅雨で買い物に行けない日に活用してほしい、缶詰と豆腐を使ったレシピをご紹介しましょう!
食べ物に記載されている賞味期限は、おいしく食べられることを示すものであって、期限を過ぎたら食べられないというものではありません。でも梅雨時は食中毒なども気になるところですから、できるだけ期限を守って、無駄なく使い回すことを心掛けたいものです。消費したら、新しいストックを準備するのもお忘れなく!(TEXT:大河原裕美)
参照サイト
・農林水産省ホームページ
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